記事 ID・アクセス・ログ管理 専門家が解説「新・4大セキュリティ概念」、限られた予算で戦う企業の“教科書”とは 2024/03/11 2020年以降、サイバーセキュリティをめぐる状況は大きく変化した。コロナ禍によるワークプレイスの変化、テクノロジーの急速な進化を背景に、これまで通りのセキュリティ対策が通用しなくなってきている。それでは、どのようにテレワークの増加、クラウド活用の拡大など、環境変化に合わせたセキュリティ対策を講じれば良いのだろうか。セキュリティの専門家集団であるニューリジェンセキュリティ CTO 兼 クラウドセキュリティ事業部 部長 CISSPの仲上竜太氏に話を聞いた。
記事 Webセキュリティ 最大の脆弱性「人的ミス」がなくなる? 「パスキー認証」導入が進むワケ 2024/01/24 企業や組織のセキュリティでは、今や常識となりつつある「ゼロトラスト」。社内外のあらゆる場所に脅威が存在するという考え方だが、肝心のユーザー認証には適用されていないことが多い。「ユーザーが適切にパスワードを管理している」ことを前提とし続ける以上、「人に起因する脆弱性」は解消できない。そこで本稿では、次世代の認証方法として注目を集める「パスキー認証」にフォーカスし、この新技術で「認可と認証のゼロトラスト」を実現する方法を解説していく。
記事 製造業・OTセキュリティ 「DX認定企業」の知られざる実力、フジテックの“進化し続けるセキュリティ対策”とは 2023/12/21 エレベータやエスカレータなどの製造を手がけるフジテックは、2023年に経済産業省が定める「DX認定事業者」に認定されるなど、業界でも先進的にDXに取り組む企業だ。近年は、従業員の生産性を向上させるべく、スマートグラスや生成AIの活用にも積極的に取り組んでいるほか、事業継続のためのセキュリティ対策の強化も進めている。本記事では、あらゆる領域において学ぶことの多いフジテックのDXやセキュリティ対策の全貌に迫る。
記事 PKI・暗号化・認証 企業の新要件「プライバシーテック」とは? グーグルやアマゾンも注目のデータ活用環境 2023/12/13 ビジネスにおけるデータ活用が広がる中、事業者間でのデータ連携・流通は拡大する一方だ。これに対して、「データは個人のもの」というプライバシー保護の動きも強まってきている。適法かつ安全な個人データ活用を可能にするための次世代技術「プライバシーテック」とは何か。名古屋大学を拠点に活動するプライバシーテック企業AcompanyのCEO高橋亮祐氏が、実装事例に基づく現在地と今後の展開について語る。
記事 PKI・暗号化・認証 不正アクセス急増でもはや必須の「多要素認証」、結局どの組み合わせが“最強”なのか 2023/10/18 昨今のサイバー攻撃の動向から、さまざまな業界のセキュリティガイドラインで業務システムの認証に「多要素認証」が要請されている。多要素認証には、所有物/生体/知識といったさまざまなアプローチが存在する。もちろん、それぞれの方法にメリットとデメリットがあるため、最適な組み合わせを検討する必要がある。本稿では、各認証方法のメリット/デメリットを解説するとともに、セキュリティ強度やコストなどの観点から最適解を探る。
記事 PKI・暗号化・認証 消えゆくパスワード、 「FIDO2」仕様の生体認証が開く 新たなセキュリティ環境 2023/05/16 近年、クラウド活用の影響で、業務システムは社内のみならず社外ネットワークにも多数存在するようになった。サイバー攻撃はこうした構造に合わせ、Webを流れる認証情報を窃取しようとする。このような環境下においては、確かな認証・アクセス管理がますます重要となる。次世代認証の主流たる「FIDO2」仕様での生体認証が可能にした、利便性と安全性を両立する効率的なセキュリティ担保の方法を解説する。
記事 セキュリティ戦略 情報工学の第一人者 辻井重男氏が警鐘、戦時中からデジタル時代まで続く「ある危険」 2023/03/20 AIやIoT、メタバースなどデジタル技術の発展が著しい。これらを駆使してデジタルトランスフォーメーション(DX)に挑戦する動きが見られるが、それを達成するには何が必要になるのか。デジタル技術が社会や生活に広く浸透する中で、今後人々や企業が持つべき考え方、姿勢とはどのようなものか。情報セキュリティ研究の第一人者である中央大学研究開発機構 フェロー・機構教授 辻井 重男氏に話を聞いた。
記事 コンプライアンス 日本が不利な状況に? 慶應大 手塚教授が語る「トラストサービス」の重要性 2022/11/28 今や「データ」は経済社会を支える中核的な要素となっており、その真正性や信頼性を確保する仕組み(トラストサービス)の整備が急務である。慶應義塾大学環境情報学部の教授を務め、デジタル庁「デジタル社会構想会議」データ戦略推進WG構成員や、「トラストを確保したDX推進」サブWG座長という経歴を持つ手塚悟氏は、「トラストサービスの整備に後れをとることで、諸外国に対して日本が不利な状況に陥る」と話す。諸外国ではどのような法整備が進み、日本ではどのような動きがあるのだろうか。今知っておくべきトラストサービスの概要について、手塚氏が解説する。
記事 金融業IT 金融機関の脅威「不正ログイン」2つの深刻課題、先進企業が取っている対策は? 2021/05/17 金融業界のセキュリティ対策においては、新型コロナウイルスによる社会不安、オンラインサービスの拡大などによって、攻撃者に有利な状況が続いている。特にやっかいな課題が、近年多発している「不正ログイン」問題だ。本稿では、対策事例なども交えながら、金融機関のこれからのセキュリティレベル向上に必要なことを探る。
記事 情報漏えい対策 リモートワークで深刻化、「VPN」や「無線LAN」の不正接続対策どうする? 2021/04/14 企業はもちろん、重要な個人情報を扱う自治体や教育現場でも、ICTを活用した柔軟な働き方が進んでいる。そこで欠かせないのが無線LANやリモートアクセスだ。しかし、そのユーザー認証や管理が不十分なままでは不正接続のリスクが残り、重大なセキュリティ事故を招きかねない。なるべく運用負担をかけず、かつ利便性を担保しながらセキュリティを強化するためにはどのような対策が求められるのだろうか?
記事 PKI・暗号化・認証 急増するVPNや無線LAN、不正アクセスは大丈夫? 簡単にセキュリティを向上するには 2020/10/30 テレワークやモバイルデバイスの利用が拡大する今、「VPN」や「無線LAN」は業務に必要不可欠となっている。だが普及が進むにつれ、従来のID・パスワードなどによる認証方式だけでは、不正アクセスの被害を受ける危険性が高まっている。認証要素を増やせばセキュリティは強化されるものの、利便性は損なわれ、運用管理の負担が増える可能性もある。安全なアクセスと利便性、運用管理の負荷軽減を実現する手段はあるのだろうか。
記事 標的型攻撃 今どきのランサムウェアは「標的型」かつ「時間勝負」? 最新動向と対策を徹底解説 2020/09/23 「標的型攻撃」の手法を用いた新たなランサムウェアの被害事例が国内外で相次いでいる。約75%の攻撃が侵入からランサムウェアの展開までに3日を要すると言われ、被害を回避するためにはスピーディな検知と対応が不可欠になる。ここでは、「脅威発見時」や「重大インシデント発生時」の対応を整理するとともに、有効な対策とされるEDR(Endpoint Detection and Response)製品の選定ポイントを解説する。
記事 PKI・暗号化・認証 パスワードのいらない世界へ──対応端末20億台を突破、進化するFIDOの導入事例と展望 2020/01/17 2019年12月5日、オンライン認証に関する国際的な標準化団体 FIDO(ファイド)アライアンスが主催する「第6回FIDOアライアンス東京セミナー」が開かれた。テーマは「パスワードのいらない世界へ~さらなるFIDOの導入事例、FIDO認証が果たす役割、そして今後の展望~」。今年はパネルディスカッションのプログラムが追加され、活発な議論が行われた。会場内ではスポンサー各社のブースも展開され、ディー・ディー・エス、飛天ジャパン、Nok Nok Labs、Yubico、インターナショナルシステムリサーチ、NEC、OneSpan Japan、ソフト技研、Singular Keyの9社が、それぞれFIDO認証に関する自社のソリューションを紹介した。
記事 PKI・暗号化・認証 【マンガで解説】情シス担当を残業から解放する「デバイス認証自動化」とは 2019/12/27 とある企業の情報システム(情シス)部門では野良デバイス増加に伴い、有線・無線ネットワークの認証強化を検討していた。しかし、情シス担当は認証作業や従業員の問い合わせ対応に追われているため、これ以上の負担をかけずに認証を強化する方法を模索した。ここでは、この企業の一連の取り組みや対応のポイントを、わかりやすいマンガ形式で紹介する。
記事 PKI・暗号化・認証 パスワードのいらない世界へ~FIDO2(Web認証)がいよいよ離陸!~ 2019/02/01 2018年12月7日、オンライン認証に関する国際的な標準化団体 FIDO(ファイド)アライアンスが主催する「第5回FIDOアライアンス東京セミナー」が開かれた。テーマは「パスワードのいらない世界へ~さらなるFIDOの展開、そしてFIDO2(Web認証)がいよいよ離陸!~」。会場内ではスポンサー各社のブースも展開され、Yubico、ディー・ディー・エス、飛天ジャパン、インターナショナルシステムリサーチ、Nok Nok Labs、Aware、CAPY、Egis Technology、ジェムアルト、日本電気、OneSpanの11社が、それぞれ自社のソリューションを紹介した。
記事 PKI・暗号化・認証 GDPRにも対応、あらゆる環境の暗号鍵を一元管理する方法 2018/10/26 デジタルセキュリティを手がけるジェムアルトは9月12日、クラウド時代のセキュリティのあり方にフォーカスした「Gemalto 6th Crypto Live Japan Forum 2018」を開催した。ITインフラの複雑化やクラウドサービスの増加に伴い、そこで運用されるデータ保護のあり方に注目が集まっている。同フォーラムに合わせて来日した、ジェムアルト シニア プロダクトマネジャー「Data Protection on Demand」担当のファルコ・クリストウ(Falco Christow)氏に、クラウド時代に必要なデータ保護のあり方について、話を聞いた。
記事 ID・アクセス・ログ管理 「不正利用も利便性の低下も困る」 B2Cサービスの認証強度の現実解はどこにある? 2018/07/12 情報処理推進機構(IPA)が発表した「情報セキュリティ10大脅威2018」において、個人分野の第1位は「インターネットバンキングやクレジットカード情報などの不正利用」だった。金銭目的のサイバー攻撃は、いまや最も警戒すべき脅威となったのである。では、最も標的になりやすい金融機関やECサイト、あるいはポイントなどを扱っている企業は、十分な対策ができているだろうか。対策は打ちたいが、利便性が低下して顧客が離反するのでは……。そう考えて十分な対策ができていないとしたら、考えを改めたほうがいいだろう。
記事 PKI・暗号化・認証 東大 山口利恵准教授インタビュー:ID・パスワードを使わない「認証」の可能性 2018/06/19 「働き方改革」が進められ、働く時間や場所が多様化している。こうした中で複数のクラウドサービスの活用が進み、サービスごとのID・パスワードを記憶、管理する必要が出てきた。この記憶と管理はユーザーと情報システム部門に両方にとっての悩みの種だ。そこで注目されるのがID・パスワードに頼らない「ライフスタイル認証」と呼ばれる認証方式だ。同方式の研究を主導する東京大学大学院 情報理工学系研究科 ソーシャルICT研究センター 次世代個人認証技術講座 特任准教授の山口利恵氏に話を聞いた。
記事 PKI・暗号化・認証 楠正憲氏 対談:認証基盤は「完璧を目指して先送り」してはいけない理由 2018/06/08 ノートPCやスマートフォンを使って社外からクラウドサービスを活用し、社内の業務システムにアクセスすることは、もはや珍しくない。しかし、それを支えるセキュリティは本当に大丈夫なのか。特にセキュリティの土台となる「認証基盤」に課題はないのか。日本マイクロソフト、ヤフーを経て、現在はJapan Digital DesignのCTO、業務開発部長として金融業界の変革に取り組む楠正憲氏とPKIや認証ソリューションの開発・販売を手がけるエントラストジャパン(以下、エントラスト) カントリーマネージャーの堀川隆治氏に、クラウド時代の認証の最前線を聞いた。
記事 ID・アクセス・ログ管理 情報漏えいの4割を防ぐ「クラウド時代」のID管理 2018/06/08 多くの企業が働き方改革を進める中、業務でOffice 365などのクラウドを活用する企業が増えている。クラウド利用のメリットは、導入に大規模な投資が不要で、スピーディに展開できる点にある。しかし、いつでも、どこでも利用できるがゆえに、認証情報の適切な管理が課題となる。ますます活用が進む業務アプリケーションのクラウド利用のカギを握るID管理の最新事情について紹介する。
記事 PKI・暗号化・認証 パスワードのいらない世界 加速するFIDO認証のエコシステム 2018/01/05 2017年12月8日(金)東京都港区の虎ノ門ヒルズフォーラムにて、オンライン認証に関する国際的な標準化団体 FIDO アライアンスが主催する「第4回FIDOアライアンス東京セミナー」が開かれた。本セミナーは「パスワードのいらない世界 ~加速するFIDO認証のエコシステム~」をテーマに、多数のプレゼンテーションやデモンストレーションを実施し、300名を超す参加者を集めた。また、会場内ではスポンサー各社のブースも展開され、Nok Nok Labs, Inc.、飛天ジャパン株式会社、株式会社ディー・ディー・エス、Egis Technology Inc.、株式会社インターナショナルシステムリサーチ、Aware Inc.、Yubico Inc.、VASCO Data Security International, Inc. 富士通株式会社、日本電気株式会社の10社が、それぞれFIDO認証に関する自社のソリューションを紹介した。
記事 セキュリティ戦略 暗号化が「逆に危ない」? 攻撃者はセキュリティ対策回避に暗号化通信を“活用”する 2017/07/28 近年、日本企業を狙ったサイバー攻撃が急増している。ランサムウェア「WannaCry」は、複数の日本企業でもその感染が確認された。WannaCryの感染経路は特定されていないものの、今後もランサムウェアやバンキングマルウェアを使った攻撃が続くことは間違いない。特に深刻なのが、改ざんされた正規サイトや広告を表示するだけで、マルウェアが仕込まれる攻撃だ。セキュリティコンサルティング企業のラックが、サイバー攻撃の検知・分析の最新動向と対策事例について説明した。
記事 ID・アクセス・ログ管理 Office 365を「さらに安全に利用する」ための認証強化のポイント 2017/07/12 インターネットやモバイルデバイスの普及により、「いつでも」「どこからでも」ネットワークにアクセスして働けるリモートワークの環境整備が多くの企業で進んでいる。「働き方改革」を支える企業ITシステムも、社外から社内システムにアクセスするためのVPNや、業務アプリケーションに「Office 365」をはじめとするクラウドグループウェアを導入するなどによる業務改善が急務となっている。そこで重要なのがアクセス制御をはじめとする「認証強化」によるセキュリティ対策だ。「いつでも、どこからでもログインできる」クラウドの利点を生かすため、認証セキュリティ強化の仕組みをどのように設計し、導入を進めていけばよいか、そのポイントを探った。
記事 PKI・暗号化・認証 クラウド混在で複雑化した「認証」は、業務の生産性を落としていないか? 2017/07/10 いまや、多くの企業で既存の業務アプリケーションとクラウドサービスを組み合わせて利用するのが当たり前になりつつある。しかし、その影で見落とされがちなのが「認証」だ。アプリケーションが増えれば、当然、IDとパスワードの管理は煩雑になる。アプリケーションが片手で数えられる間はまだいい。しかし、そのまま放置すれば、いずれは根本的な問題に直面するだろう。手を打つなら早いほうがいい。
記事 PKI・暗号化・認証 情報漏えい対策のデータ暗号化が「BitLockerだけでは不十分」なワケ 2017/07/03 セキュリティ対策において、暗号化は最も基本的かつ重要な対策の1つだ。その暗号化の分野において、米国の政府機関等でそのソリューションが導入されるなど、高い評価を得ているのがカナダに本社を置くWinMagic社である。もともとはディスク暗号化を得意とする企業だが、専業ベンダーだからこその開発スピードを活かしてWindows 10にいち早く対応し、最近はクラウドの暗号化ソリューションも提供するなど、ビジネスの幅を広げつつある。COOであるマーク・ヒックマン氏に、同社のテクノロジーとソリューション、戦略などについて話を聞いた。
記事 ID・アクセス・ログ管理 Office 365などのクラウドID管理の問題点とは? 認証やID管理の今後を見据えた導入術 2017/06/21 現在のビジネスパーソンは、PCやスマートデバイスなどの複数のデバイスを使い分け、社内システムやクラウドサービスを活用して仕事をするのが当たり前になった。しかし、こうした状況はセキュリティ面の課題も多い。とりわけ重要なのがID管理だ。アクセスしてきたユーザーが本当に正しいユーザーであることが担保されなければ、すべての企業システムを安心して利用させることができないからだ。現在の複雑化するITシステムに対応できるID管理のあり方を解説する。
記事 Web戦略・EC コンシューマWebサービスのID管理・アクセス制御は“攻めの戦略”だ 実現に立ちはだかる壁の超え方 2017/06/05 近年、消費者向けWebサービスやアプリにおいて、ソーシャルログインや他サービスとの連携は今や当たり前となり、IoT、Fintechなど技術面、制度面からも、顧客IDに基づく情報連携やビジネス革新は、今後更なる拡大が予測される。一方、IDが連携・統合されることで、昨今高度化する外部からの脅威もサービス提供事業者にとっては見過ごせない領域にきている。そこで、今注目されるのがコンシューマのアクセスマネジメント(Consumer Identity and Access Management)だ。では、顧客の情報を守り、効率的にビジネスを拡大していくためには一体どうしたらよいのだろうか?
記事 ID・アクセス・ログ管理 クラウド時代の「認証」、押さえておきたい「WBC」とは何か? 2017/03/02 モバイル時代の到来により、いつでも、どこでも、企業内にアクセスして仕事ができる時代になった。またECサイトやネットバンキングなど、さまざまなクラウドサービスを使う機会も多くなった。こういったサービスやアプリを活用するうえで、絶対に避けて通れないのが「認証」だ。ただし、この認証についても、通常のセキュリティ対策と同様、利便性やコストなどとのバランスを取ることが重要となる。ここでは認証方法の使い分けや最適な組み合わせ方とはどういうものかについて解説する。