• 2024/04/20 掲載

医療現場、進むAI活用=診断支援、医師自ら「開発」も

時事通信社

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
記事をお気に入りリストに登録することができます。


医療現場で、MRIなどの画像診断装置を中心に、人工知能(AI)の活用が広がっている。画像解析などの診断支援だけではなく、医師が自ら「オーダーメード」の技術を開発できるサービスも登場。医療従事者の効率的な働き方とともに、患者の負担軽減にもつながっている。

富士フイルムは4月、画像診断を支援するAI技術を、医師や研究者が自分で開発できるサービスの提供を始めた。プログラミングなどの専門知識は要らず、パソコンがあれば利用できる。

専門医が直接携わることで、「これまで手薄だった希少疾患向けの技術開発が期待できる」(担当者)という。テスト段階では、国立がん研究センター(東京)のチームが悪性脳腫瘍の一種「神経膠腫(こうしゅ)」の疑いがある領域の精密な画像抽出に成功した。

キヤノンメディカルシステムズ(栃木県大田原市)は、診断用画像の処理・解析にAIを活用し、画像の鮮明化や異常の検知、検査時間の短縮などに役立てている。4月には自社開発の磁石を搭載した高解像度の最新MRIを市場に投入した。

コニカミノルタは、膝などの関節のX線撮影で、撮影位置のずれや左右の間違いなどをAIが判定・通知する技術を開発し、医療機関に提供。レントゲン技師のノウハウをAIが補い、再撮影の手間や検査時間、患者の被ばくも減らせるという。

キヤノンメディカルの布施雅啓ヘルスケアIT事業統括部長は「かつてはAIに医師の仕事が奪われるという考え方もあったが、今は医師を助け、共存する存在になっている」と話している。

【時事通信社】 〔写真説明〕キヤノンメディカルシステムズの人工知能(AI)を活用した脳の画像診断の様子=12日、横浜市 〔写真説明〕富士フイルムによる画像診断支援の人工知能(AI)技術を開発できるサービスの画面(同社提供)

関連タグ

あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます