ウイングアーク1st株式会社 提供コンテンツ

  • スペシャル
  • 会員限定
  • 2023/03/15 掲載

二転三転する「インボイス制度」に振り回されるな!「DXを見据えた対応ポイント」解説

記事をお気に入りリストに登録することができます。
2022年1月1日に改正電子帳簿保存法が施行されたことは記憶に新しい。2023年10月1日にはインボイス制度も開始されるものの、要件が二転三転していることもあり、これらの2つの法制度に関して具体的に何が変わるのかを把握しきれず、対応が進んでいない企業も見られる。そこで本記事では、特に今後実施されるインボイス制度への対応ポイントを改めて整理しつつ、いかにDXにつなげればよいかを模索していく。

photo
インボイス制度への対応でDXのスタートラインに立つには?
(Photo/Shutterstock.com)

二転三転? 緩和策が設けられたインボイス制度

 2022年1月1日に電子帳簿保存法が改正されたことによって、電子取引で受領した帳簿類に関してはデータで保存することが義務付けられた。そして2023年10月1日からは、いよいよ「インボイス制度」も開始する。

 インボイス制度とは、企業が適格請求書(インボイス)を受け取ることで消費税の仕入税額控除をより厳密に行えるようにする制度だ。しかし裏を返せば、適格請求書がない場合は仕入税額控除を行うことができなくなるため、企業によっては消費税の支払額が多くなってしまう点に注意が必要だ。

 また、自社が適格請求書発行事業者として登録していなければインボイスを発行することはできない。インボイス制度への対応が遅れてしまえば、仕入税額控除を受けられなくなることを懸念した取引先から、発注が敬遠されるといった不利益を被る可能性もある。

 しかし、インボイス制度と改正電子帳簿保存法のどちらも、当初よりかなり要件が緩和されている。緩和された要件として、たとえば電子取引であっても一定の条件を満たせば紙で帳票や請求書を保管することを認めていることが挙げられる。この緩和策によって、小規模事業者では紙での保管が一部残ることが予想される。そのほかにも、電子保存する際のシステム要件を緩和する措置も追加されている。

 このように要件が二転三転する中、両制度に対応するのは大変だろう。しかし、これは裏を返せば経理業務を変革するチャンスとも言える。法対応だけでなく、単なるデジタル化を超えたトランスフォーメーションを実現するには、どのようなポイントを押さえるべきだろうか。

この記事の続き >>
・電子化した帳票を受け取った“後工程”は効率化しているか?
・通信販売事業を展開するフェリシモは工数を「1/3」に削減
・デジタル化だけでは「マイナスがゼロになっただけ」

この続きは会員限定(完全無料)です

ここから先は「ビジネス+IT」会員に登録された方のみ、ご覧いただけます。

今すぐビジネス+IT会員にご登録ください。

すべて無料!ビジネスやITに役立つメリット満載!

  • ここでしか見られない

    1万本超のオリジナル記事が無料で閲覧可能

  • 多角的にニュース理解

    各界の専門家がコメンテーターとして活躍中!

  • スグ役立つ会員特典

    資料、デモ動画などを無料で閲覧可能!セミナーにご招待

  • レコメンド機能

    ​あなたに合わせた記事表示!メールマガジンで新着通知

関連タグ



処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます