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  • 2024/03/15 掲載
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中外製薬は2020年に策定した「CHUGAI DIGITAL VISION 2030」の下、DXによるビジネス革新に取り組んでいる。昨今では生成AIを積極的に活用するなど、その取り組みは先進的なものと言えよう。一方で、DX推進と同時に、サイバー攻撃などのリスクは急激に増していく。経営層やステークホルダーからもセキュリティ対策の高度化が強く求められ、盤石なセキュリティの構築は最重要課題となっている。そこで、同社 上席執行役員 デジタルトランスフォーメーションユニット長の志済 聡子氏に、中外製薬が進めるDXとサイバーセキュリティの戦略や取り組みについて話を聞いた。

1製品発売までに長い期間・多くの投資が必要

 医薬品メーカーとして国内トップクラスに位置する中外製薬は、独自のサイエンス・創薬技術力により国産初の抗体医薬を創製するなど、世界最先端の技術力を有する。一方、ビジネス上の課題として、志済氏は「1つの製品を発売するまでの期間やコスト」を挙げる。

 たとえば製薬業界全体で見ると、「臨床試験成功確率は11.8%で、かつ、臨床試験は審査期間を含めて平均96.8カ月」を要すると言われている。また、新薬は新たな効果を生むものから承認されていくため、「1製品発売までの研究開発費は、失敗コストを含めて25.6億ドル(約3,785億円)に上るという調査結果もある」」という。こうした課題をDXによって解決していくのが大きなテーマとなっているのだ。

 こうした中、同社では2020年に、「CHUGAI DIGITAL VISION 2030」を発表。志済氏は「臨床試験であれば、いまだに紙による煩雑なプロセスが多く残っており、ERPなどによるデジタル化で効率化できる余地は多分にあります」と話す。煩雑な業務であればあるほど効率化への期待度は高く、デジタル化により「生産性2倍」にすることを合言葉としている。

 こうしたDXを進める上で、最重要課題であるのが盤石なセキュリティの構築だ。では、同社はDXとセキュリティをどのようにして同時並行させていく戦略なのか、詳しく見ていこう。

この記事の続き >>

  • ・DX推進へ「マルチクラウド」基盤を整備
    ・「ChatGPT」を積極活用する“3領域”とは
    ・セキュリティ戦略における「3つの観点」と「2つのアプローチ」
    ・「取引先に潜むリスク」にどう対処?

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