DAY1 6月26日[水]
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DAY2 6月27日[木]
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13:05 - 13:45
基調講演
生成AIと完全自動運転~世界モデルが切り拓く未来~
チューリング株式会社
取締役CTO/国立情報学研究所 助教/ 名古屋大学 客員准教授/JSTさきがけ研究員
青木 俊介 氏
13:05 - 13:45基調講演
生成AIと完全自動運転~世界モデルが切り拓く未来~
講演内容
生成AI・大規模言語モデル(LLM)の出現に伴い、運転シーンの理解・運転行動の決定・運転データの検索システム・車両のデザインまで大きく様変わりし、自動運転技術も大きく変化・進展しています。本講演では、チューリング社が開発してきた世界初のLLM自動運転システム・マルチモーダルライブラリ「Heron」と、生成AIを使った車両デザインを紹介し、生成AIと世界モデルによって期待される完全自動運転システムの未来・最新研究事例・生成AIと自動運転AIの共通点について、アカデミックな観点から詳しく説明します。
講演者
チューリング株式会社
取締役CTO/国立情報学研究所 助教/ 名古屋大学 客員准教授/JSTさきがけ研究員
青木 俊介 氏
プロフィール
米・カーネギーメロン大学 計算機工学科で博士号取得。米国では自動運転システムの開発に従事し、サイバー信号機や大手自動車メーカーの自動運転システム開発に携わる。人工知能による完全自動運転システムの実現を目指す。MITテクノロジーレビュージャパンより35歳未満の「Innovators Under 35」に選出される。
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13:05 - 13:45
基調講演
「モビリティDX戦略」について
経済産業省
製造産業局 自動車課 モビリティDX室 室長
伊藤 建 氏
13:05 - 13:45基調講演
「モビリティDX戦略」について
講演内容
昨今の自動車・モビリティは、GXとDXでの2軸で産業構造や競争環境の変化が進んでいます。また、自動車産業を取り巻くデジタル技術の進展に伴い、今後、DXがGXと並ぶ大きな競争軸となっていきます。経済産業省では、「モビリティDX検討会」を開催して官民での議論を深め、SDV、自動運転やMaaSといった新たなモビリティサービス、企業を超えたデータ利活用など、DX全体を貫く戦略の策定を行っています。本講演では「モビリティDX検討会」の内容を中心に、経済産業省の取り組みを紹介します。
講演者
経済産業省
製造産業局 自動車課 モビリティDX室 室長
伊藤 建 氏
プロフィール
2005年経済産業省入省。これまで、質の高いインフラ輸出戦略の推進、世界貿易機関(WTO)ルール交渉、カーボンニュートラルに向けた環境エネルギー政策、医療DXの推進などを担当。2023年7月より現職。
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13:45 - 14:15
技術講演
車載OTAの現状と現場での品質確保
株式会社ベリサーブ
中部モビリティ第一事業部 第一課
金治 克典
13:45 - 14:15技術講演
車載OTAの現状と現場での品質確保
講演内容
車載OTA(Over the Air)元年といわれた2020年から4年が経過し、OTAによる車両の性能アップ、脆弱性への対応が実装されてきています。安全性への担保、運用上の課題解決、他システムとの連携、内製化による差別化の検討など、従来の車両開発以上に多くの対応に迫られています。本講演では、車載OTAの現状と当社の考え方や取り組みについて紹介します。
講演者
株式会社ベリサーブ
中部モビリティ第一事業部 第一課
金治 克典
プロフィール
2006年、ベリサーブ入社。携帯電話OEM、車載部品サプライヤーの品質保証部門にて第三者検証業務に従事。その後、航空機OEMにて、設計保証プロセスの制定を行う。2020年より自動車OEMに出向し、OTA導入・プロセス運用を担当。現在は、社内で自動車OEMの案件を主導している。
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13:45 - 14:15
技術講演
機能安全およびセキュリティ規格適合プロセスと、ソフトウェアFMEA手法の活用 ~新たなPMOの役割~
株式会社ベリサーブ
東日本モビリティ第四事業部 データサービス課
上松 明日香
13:45 - 14:15技術講演
機能安全およびセキュリティ規格適合プロセスと、 ソフトウェアFMEA手法の活用 ~新たなPMOの役割~
講演内容
本講演では、ISO26262、ISO/SAE21434、A-SPICEに基づく機能安全とサイバーセキュリティ対応の新たなガイドライン、テンプレート整備について解説します。具体的には、既存プロセスへの各種規格適合のための事例紹介と、信頼性の高いソフトウェア開発を確保するためのFMEA手法の構築に焦点を当てます。さらに、これらの手法を導入し適用するために有効な、PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)の実践的な役割と活動についても解説します。
講演者
株式会社ベリサーブ
東日本モビリティ第四事業部 データサービス課
上松 明日香
プロフィール
2011年ベリサーブ入社。車載センシングシステムのQMS/機能安全支援、車載IVIシステムの要件定義/仕様書作成など多くのプロジェクトを経験。A-SPICE Provisional Assessor、JARI機能安全技術者、認定スクラムマスターを取得。
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14:15 - 14:25
休憩
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14:15 - 14:25
休憩
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14:25 - 14:55
技術講演
SBOM最新動向'24
株式会社ベリサーブ
サイバーセキュリティ事業部 脆弱性マネジメント課
藤原 洋平
14:25 - 14:55技術講演
SBOM最新動向'24
講演内容
SBOM(Software Bill Of Materials:ソフトウェア部品表)という言葉が普及し始めてから数年がたちました。当初はSBOMに記載すべき内容や、現場レベルでの具体的な活用方法が不透明な部分も多くありましたが、近年では、各種業界や団体でのSBOMへの理解が深まり、SBOM運用のガイドラインなどが発行される状況となりつつあります。本講演では、SBOMに関する各国の法規の動向や、最新のSBOM情報をお伝えします。
講演者
株式会社ベリサーブ
サイバーセキュリティ事業部 脆弱性マネジメント課
藤原 洋平
プロフィール
2010年からベンチャー系開発企業で組み込み系ブラウザーエンジンの品質保証業務に従事。2016年、ベリサーブ入社。OSSのリスク管理サービスの他、セキュリティに関するコンサルティングや脅威分析、脆弱性診断に携わる。2021年ごろからは、自動車のサイバーセキュリティに軸を置き活動中。
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14:25 - 14:55
技術講演
"Document-DevOps"による開発DX基盤実現へ ~「ConTrack」の進化の方向性~
株式会社ベリサーブ
ConTrack事業開発部 開発課 課長
横田 浩行
14:25 - 14:55技術講演
"Document-DevOps"による開発DX基盤実現へ ~「ConTrack」の進化の方向性~
講演内容
トレーサビリティ管理とドキュメント構成管理を組み合わせた差分・変化点分析と影響範囲分析により、開発のQCD向上に寄与する「ConTrack」はますます多くのお客様に関心を持っていただけるようになりました。最近では、ヒューマンエラーの抑止、開発期間の短縮を目的とした自動化を含め、従来のDevOpsの考え方を設計工程にも取り入れることで、"Document-DevOps"とも呼べるような開発環境の構築に関心が集まりつつあります。本講演では、ベリサーブが考える"Document-DevOps"が何なのか、「ConTrack」が目指す方向はどういったものなのかをお伝えします。
講演者
株式会社ベリサーブ
ConTrack事業開発部 開発課 課長
横田 浩行
プロフィール
2009年、ベリサーブ入社。大手電機メーカーのプロジェクトなどでQAエンジニアを務めた後、新規事業の企画・推進に従事。その後はトレーサビリティ管理ツール「ConTrack」の企画・開発を主導するなど、システム開発全体のQCD向上のためのソリューション開発に注力。情報処理推進機構(IPA)のソフトウェア品質監査制度部会にも参画。
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14:55 - 15:35
招待講演
車載ネットワークのセキュリティトレーニングプラットフォーム
京都産業大学
情報理工学部 教授
井上 博之 氏
14:55 - 15:35招待講演
車載ネットワークのセキュリティトレーニングプラットフォーム
講演内容
車載システムのセキュリティ対策がますます重要になっている中で、自動車は移動体IoTデバイスの一つとして非常に複雑なシステムとなっており、その理解や設計のためにはOS、ネットワーク、クラウドなどの要素技術を身に付けることも求められています。本講演では、近年の自動車アーキテクチャの大きな変化と人材教育について触れ、自動車で広く使われているCANプロトコルの初学者向けトレーニングプラットフォーム開発と、それを使った解析・なりすましなどの実習について紹介します。
プロフィール
企業にて通信機器の研究開発やコンサルティングに従事した後、広島市立大学大学院情報科学研究科の准教授を経て、現在は京都産業大学情報理工学部の教授を務める。組み込みシステムの情報セキュリティ、特に広域ネットワークにつながる家電や自動車のセキュリティにおいて、その脆弱性やセキュアな通信プロトコルに関する研究開発を行っている。博士(工学)。
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14:55 - 15:35
招待講演
国際標準化団体ASAMにおける自動運転検証の標準化 ー実績と現在および将来ー
ASAM Representative of ASAM Japan
庄井 美章 氏
14:55 - 15:35招待講演
国際標準化団体ASAMにおける自動運転検証の標準化 ー実績と現在および将来ー
講演内容
自動車業界内で標準化を進めるASAMでは、OEM、サプライヤー、ツールベンダー、サービスプロバイダー、研究機関などからなる国際的なメンバーに中立的な協働プラットフォームを提供し、非競争な領域における実装レベルの標準を策定しています。本講演では、その実績から自動運転検証に関わる標準化の現状および将来について概説し、どのような領域が標準化されているかを説明します。また、ASAMに参加する事で実現できる点についても紹介します。
講演者
ASAM Representative of ASAM Japan
庄井 美章 氏
プロフィール
ツールベンダーの測定および適合に関わる部門にて、マネジメント業務を行う傍ら北陸先端科学技術大学院大学にて技術経営の学位を取得。その後、自動車業界内で標準化を推進している非営利団体ASAMの日本支部を立ち上げ、その代表として現職。日本のASAMメンバーと共に国際標準化のプロジェクトの活動を多方面で行う。
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