収益認識基準やリース会計基準の変更など、会計基準はますます難易度を高めています。
これは会計基準の変更とは言え、経理部門の問題ではなく、事業部門、営業部門、システム部門そして法務部門などへも影響を及ぼす問題です。この会計基準の出現は、IFRS(国際会計基準)の「強制適用」にも深く関連しています。

今回は、会計基準やデジタルトランスフォーメーションなど、押し寄せている「難題」の「本質」を整理して、理解をすすめて「実務的な対応」を検討するための講演を行います。

セミナー概要

名称

働き方改革と生産性向上セミナー

~「収益認識に関する会計基準」とRPA活用~

日時

2019年3月7日(木) 10:00~12:00(受付開始 9:30~)

会場

TKP品川カンファレンスセンター カンファレンスルーム6A

〒108-0074 東京都 港区高輪3丁目26番33号 京急第10ビル[会場地図

定員

50 名

受講料

無料(事前登録制)

主催

スーパーストリーム株式会社

メディア協力

プログラム

10:00 - 11:00

第一部

経理部門の働き方を変える決定打『RPA(ロボティクス)』の実態と活かし方

公認会計士 中田清穂

講演内容:

社内各部の残業が減っていく中で、特に決算期の残業や休出が一向に減らない経理部門が、『働き方改革』を推進する人事部などから強いプレッシャーを受けているようです。大規模なシステム投資をしなくても、人間の作業を自動化するロボティクス(RPA)は、認知度が劇的に高まり、関心は大変高まっています。しかし、その関心の高まりと比べると、実際には導入されることは多いとは言えない状況です。
このような状況の下で、第一部では以下の内容を解説します。


・日本で利用されているRPAにはどのようなものがあるのか

・なかなか導入が進まないのはなぜか

・どのような経理業務に使えるのか

・RPAを導入する上での留意点は何か

・RPAで自動化させるのは誰か(システム部門か経理部門か)

・RPAは内部統制上、問題とならないのか

11:00 - 11:15

第二部

経理・人事RPAソリューション『オフィスロボット』のご紹介

スーパーストリーム株式会社

講演内容:

昨今、働き方改革関連法案の成立等「働き方改革」を推進していく上で、更なる業務の効率化は企業において大変重要な経営課題となっております。また、人材不足を解決する方法の一つとしてAIやRPA等の新技術も効率よく取り入れることも検討する必要があります。経理・人事業務の効率化を支援可能な「SuperStream-NX オフィスロボット(経理・人事)」についてご紹介いたします。

11:15 - 11:45

第三部

収益認識に関する会計基準と会計・税務実務への影響とIFRS強制適用~難解な会計基準に「胸落ち」する!~

公認会計士 中田清穂

講演内容:

2018年3月30日に企業会計基準委員会(ASBJ)より公表された企業会計基準第29号「収益認識に関する会計基準」について、その本質と実務面の課題をわかりやすく解説します。企業にとって最も基本となる「売上高(収益)」計上の会計基準がどのように変更されたのか、難しく実務的な対応に悩んでいる経理部門の方々のために、「わかりやすさ」を主旨として解説します。出荷基準ではなく検収基準が基本となったことや、売上を計上するまでに「5つのステップ」が必要になるなど、従来の日本の会計制度とは全く異なる会計基準の概要を解説します。


・ナゼこのような会計基準が日本で作られたのか

・何をさせようとしているのか

・「5つのステップ」は何を意味するのか


その本質が理解できるようにするための解説をします。

また、法人税や消費税への影響や、この新しい会計基準の出現がリース会計基準の根本的な改正など、今後の日本の会計制度に与える影響とIFRS強制適用の可能性が高まっていることを解説します。
基準の変更による影響について、無駄な対応を回避して、営業などの現場部門へも不要な負荷をかけずに対応できる本質をご理解頂けるようにわかりやすく解説します。

11:45 - 12:00

質疑応答

  • ※講演内容・プログラムは都合により一部変更させていただくことがございます。予めご了承ください。