IoT技術の発展と導入の広がりとともに、ものづくりの現場でもさまざまなデータが品質向上や生産性の向上に活用されています。生産ラインから集められる膨大なデータの中から意味のあるデータを抽出し、品質検査や予防保全に結び付けるためには高度な現場のノウハウが必要です。 最近ではAI技術の活用が注目され、実際に導入を始めている企業も出てきています。

本セミナーでは、日経BP 総合研究所 上席研究員 「ものづくり未来図」編集長 三好 敏氏が現場におけるAI活用の状況と課題を解説。また、AI活用にあたり考慮しなくてはならないポイントと現場で役立つソリューションを各企業のエキスパートがご説明します。

セミナー概要

名称

ものづくり現場におけるAI活用とデータ分析

AIアナリティクスを支えるエッジコンピューティング活用事例

日時

2020年3月6日(金)13:30 - 17:00(受付開始 13:00)

会場

JPタワー名古屋 ホール&カンファレンス ホール2

〒450-6303 名古屋市中村区名駅1-1-1 KITTE名古屋3階[会場地図

受講料

無料(事前登録制)

主催

日本ストラタステクノロジー株式会社

メディア協力

プログラム

13:30 - 13:35

ご挨拶

日本ストラタステクノロジー

13:35 - 14:35

基調講演

AIが変えるものづくりの現場

講演内容:

近年の人工知能(AI)の急激な技術進歩は、製造業の現場も大きく変えようとしている。先進企業は、ビッグデータを基にした予知保全や画像検査の自動化など、既に生産現場での活用を始めた。AIが活躍する用途は今後ますます広がるだろう。生産計画や調達計画などの計画系の他、装置制御の動的な調整、産業用ロボットや自動搬送機の高度化、製品開発における設計探索など、さまざまな用途での利用が期待されている。一方で、ITやAI・統計分析の知識とものづくりの現場の知見を併せ持つ人材が足りないとの課題も浮き彫りになってきた。最先端のスマート工場や技術開発現場の取材を基に、AI活用の実態と課題について語る。

日経BP 総合研究所

上席研究員「ものづくり未来図」編集長

三好 敏

プロフィール:

大学で電子工学と情報工学を学んだ後、映像機器メーカーで製品設計に従事。1989年に日経BP社に入社。「日経エレクトロニクス」「日経マイクロデバイス」「日経デジタルマネーシステム」など専門メディアの編集に携わる。マーケティング部門を経て、2018年より現職。担当は製造業。2014年に国内でいち早く「第4次産業革命」をテーマにしたイベントを立ち上げ、それ以降製造業におけるデジタル革新の最新動向を取材している。

14:35 - 15:15

AIを実導入するためのエッジの必然性と
FogHornを用いた活用事例

講演内容:

産業向けIIoTのソリューションにおいて今後AIの活用が促進されていく中、実導入の難しさに直面するケースが目立ってきています。その理由のうち最もクリティカルなものとして、データの品質、モデルの現場への展開と活用方法、またその後の継続的なメンテナンスにあります。FogHornはリアルタイムデータ処理・加工・解析・学習を各産業の現場にて実現するための、世界的なAIやIoTのアワードも多数受賞している先進的なエッジソフトウェアプラットフォームです。FogHornを用いたAI導入実績も踏まえて、エッジにおけるリアルタイム分析と機械学習、またAIの活用について話します。

FogHorn Systems

VP/GM, Business Development - Head of APAC Operation

遠藤 雄太

15:15 - 15:30

休憩

15:30 -16:10

PoCで終わらないために
製造業でAIを活用するために必要な要件とは

講演内容:

製造業でも人材不足が叫ばれる中、製造現場でのAI活用はもはや待ったなしの状況にあります。一方でAIを活用するための人材も不足しているのが現在の日本製造業です。このような環境の中で、AIを活用すべく実証実験(PoC)に踏み切る企業は増えていますが、PoCで終わってしまい、AI活用に至らないケースが数多く見受けられます。AIを実際に運用し生産性向上や品質向上、ロス削減など目に見える効果へとつなげていくためには、 何が必要であり、どのような点に留意すればよいか。弊社のAIシステムの導入事例やPoC事例とともに、製品デモを交えてご紹介します。

株式会社ワイ・ディ・シー

開発本部 製品開発部 部長

内藤 孝雄

16:10 -16:50

ものづくり現場を幅広く支えるStratusの
エッジコンピューティングプラットフォーム

講演内容:

AIを利用した産業向けのアプリケーションも数多く登場し、多くの現場で導入が進められています。現場で活用するAiシステムの重要性・クリティカル度が増すにつれて、システム要件に十分なスペックや強固なセキュリティ、システムを止めない継続稼働性が求められます。そのような要求を満たしながら、運用や保守が容易であること、産業現場にも設置可能な堅牢性、10年保守対応などにも対応可能な産業用コンピューターはあるでしょうか。本セッションではこれらの条件を満たすエッジコンピューティングプラットフォームStratus ztC Edgeと、実際の適用例をご紹介します。

日本ストラタステクノロジー株式会社

事業開発部 担当部長

香月 千成子

16:50 - 17:00

質疑応答/クロージング

  • ※講演内容・プログラムは都合により一部変更させていただくことがございます。予めご了承ください。