「デジタルトランスフォーメーション(DX)」の本格展開において、「経営の鏡」であるシステムの重要性はさらに高まっております。しかしながら、保守切れに伴うシステム更改やクラウドへの単純な移行等、必ずしも経営の方針を映していないシステムの更改は後を絶ちません。

DXに向けては、システム開発のあり方を改めて基本に立ち返り見直す必要があります。


  • 1. 経営はシステム開発に深く関与し、経営不在のシステム開発になっていないか
  • 2. システムの開発計画は中期経営計画との整合がとれているか
  • 3. ユーザーがシステム構築の主導権を握っているか、IT部門任せになっていないか
  • 4. どのようにヒト・モノ・カネを引き出すか、必要なリソースは担保されているか
  • 5. 経営の目的達成、課題解決に資するシステム開発になっているか

これらの観点を踏まえ、DX時代におけるシステム開発の要諦について講演いたします。


講演者

元 トヨタ自動車株式会社

常務役員 グローバルCIO

天野 吉和

1972年4月 トヨタ自動車株式会社 入社
2002年6月 トヨタ自動車株式会社 取締役 情報システム部門担当
2003年6月 トヨタ自動車株式会社 常務役員
2007年6月 トヨタ自動車株式会社 常勤監査役
2011年6月 富士通株式会社 常勤監査役
2013年6月 株式会社富士通システムズ・ウエスト 会長
2014年6月 富士通株式会社 顧問
2018年6月 富士通株式会社 退任
2015年より、ダッソー・システムズ株式会社 顧問

株式会社レイヤーズ・コンサルティング

代表取締役CEO 公認会計士

杉野 尚志

アーサーアンダーセン(現:アクセンチュア)を経て、1983年株式会社レイヤーズ・コンサルティングを設立。350名のコンサルティングスタッフを有する日本発のコンサルティング会社の代表取締役CEOとして現在に至る。上場企業に対し、コストダウン推進及びコストマネジメントシステム開発・導入、グローバル経営管理制度の構築・導入、会計システム構築、成長戦略構築、新規事業開発等のコンサルティングを多数行う。

株式会社レイヤーズ・コンサルティング

DX事業部 副統括マネージングディレクター

山本 和幸

外資系コンサルティングファームを経て、2014年より現職。製造業を中心にエネルギー、通信、金融サービス等数多くの企業に対してデジタル戦略立案から業務プロセス変革、情報システム構築、組織変革・定着化等のコンサルティングを多数行う。

プログラム

15:00 - 15:10

オープニング

講演内容:

  • ■レイヤーズ・コンサルティングのご紹介
  • ■本セミナーの背景・趣旨について

株式会社レイヤーズ・コンサルティング

代表取締役CEO 公認会計士

杉野 尚志

15:10 - 15:40

基調講演「システムは経営の鏡」

講演内容:

  • ■経営がシステム開発にかかわることの必要性
  • ■システム開発における要としてのユーザーの役割
  • ■経営方針に沿ったシステム構成の重要性
  • ■システム構築に欠かせない業務プロセスの洗い出しと見直し
  • ■トヨタはお金があるからできるという誤解

トヨタ自動車株式会社

元常務役員 グローバルCIO

天野 吉和

15:40 - 16:20

トークセッション「トヨタを出て分かったこと」

講演内容:

天野氏は、トヨタのグローバルCIOとしての役割を通し、多くの課題に取り組まれてきました。しかし、その課題の多くはトヨタがお金があるからできたわけではなく、多くの日本企業が抱える悩みの解決にも通じるところがあります。 「トヨタを出て分かったこと」と題し、多くの日本企業が抱えるシステムの課題について、様々な角度からお話し頂きます。

16:20 - 16:50

講演「DX時代におけるシステム開発の要諦」

講演内容:

  • ■DXへの取り組みにおいてシステムを支える3つの要素
  • ■集中システムと分散システムの融合・協調
  • ■プロセス中心のアプローチからデータ中心のアプローチへの転換
  • ■DXにおける経営に資するシステム開発の要諦

株式会社レイヤーズ・コンサルティング

DX事業部 副統括マネージングディレクター

山本 和幸

16:50 - 17:00

質疑応答

  • ※講演内容・プログラムは都合により一部変更させていただくことがございます。予めご了承ください。

セミナー概要

名称

Webセミナー

システムは経営の鏡

経営とユーザーとITが
一体となったシステム開発の要諦

日時

2021年11月19日(金)15:00 - 17:00

会場

オンライン

受講料

無料(事前登録制)

主催

株式会社レイヤーズ・コンサルティング

メディア協力