講演内容:
サイバー攻撃の被害実態とそこから見えてきたサイバーセキュリティの勘どころについて実例を交えて紹介するとともに、インシデント発生時の初動対応までを解説します。
合同会社デジタル鑑識研究所 代表
デジタルフォレンジックアナリスト
中村 健児 氏
プロフィール:
■略歴
1964年(昭和39年)生まれ、茨城県出身。
高校卒業後、警視庁に入庁。
在職中、中央大学法学部通信教育課程に入学し、4年半で卒業。
要人警護(SP)、経済事犯捜査、サイバー犯罪捜査など幅広い分野の業務を担当。
警察庁主催「情報セキュリティアドバイザー専科」の第一期生として、トップレベルの研修を受ける。
全国の警察から専門家である技官が集まる中、唯一の警察官として派遣された。
この研修では、主要なOSによるクラッキングとそれに対するディフェンスの演習を多数行った。
サイバー犯罪捜査のほか、警視庁初のX(旧Twitter)アカウントを開設・運営し、特殊詐欺被害防止の広報啓発に尽力する。
運用手法が注目を集め、数々のメディア取材を受けた。
X(旧Twitter)運用に関する論文を発表。著書も出版している。
2020年に警視庁を退職。
退職時に警察功績章を授与される。
■サイバー犯罪捜査官としての主な実績
カカクコム事件
警察庁キャリア技官による不正アクセス事件
Yahoo!オークション詐欺検挙(全国初)
不正競争防止法違反事件(営業秘密開示の法改正のきっかけに)
警察ホームページへの虚偽告訴事件検挙
警察署に対する捜査指導を担当
不正アクセス禁止法解説を執筆(警視庁内資料として)
警視庁主催、第1回サイバーセキュリティオープンカップ競技会において6位入賞
■テレビ
「news zero」
■記事など
朝日新聞「ひと」欄、文春オンライン、毎日新聞「ひと」欄、夕刊フジ、東京新聞
■著書
『中の人は駐在さん ツイッター警部が明かすプロモーション術』(翔泳社刊 2021年)
■論文
ソーシャルメディア駐在所論、ほか