ビジネスのあらゆるシーンでデジタル化が進み、購買から販促、営業活動など、記録されるデータの幅が広がった。
特に不確実で変動性が多いVUCAと呼ばれる時代では、データを基にしたスピーディな意思決定が、競争力の源泉となる。
そのため的確にデータを収集し、分析すれば、効率的な意思決定や将来予測に繋がるという期待から、多くの企業がデータドリブン経営にチャレンジしている。

そのなかで「データドリブン経営」を試みている企業はこう言う。
①BIツールを導入している
②データ活用の推進組織がある
③経営者もデータドリブンへ共感している

しかしビッグデータ元年と言われた2014年以来、データを基にした経営戦略の構築に成功している企業はわずか。
デジタル競争力ランキング(※1)においても日本は29位に止まり「21世紀の石油」とも言われるデータは地下に眠ったままだ。

(※1)出典; IMD世界デジタル競争力ランキング2022

ではなぜ成功に至らないのか。そのボトルネックとは。
5月30日、NewsPicks Brand Designは、データテクノロジーカンパニー株式会社primeNumberとともに「データドリブン経営の実践」をテーマにしたオンラインカンファレンスを実施。
データドリブン経営を成功に導くための「実践知」を明らかにしていく。

講演者

株式会社一休

代表取締役社長

榊 淳

1972年生まれ。熊本県出身。スタンフォード大学院工学修士。1997年第一勧業銀行(現みずほ銀行)に入行しトレーディング業務に従事。2003年ボストン コンサルティング グループ、2009年からアリックス パートナーズにて戦略コンサルティング業務に携わる。2013年一休に入社し、2014年から取締役副社長、2016年から代表取締役社長(現任)。2021年4月からヤフー株式会社 執行役員 トラベル統括本部長を兼務。2022年6月株式会社じげん社外取締役、特定非営利活動法人ジャパンハートの理事に就任。

小林製薬株式会社

執行役員 CDO

石戸 亮

新卒でサイバーエージェント入社、子会社2社で取締役を務める。Google Japanではエンタメ、メディア企業の広告やマーケティングを支援。イスラエル初のAIスタートアップ、デートラマの日本市場参入を推進。その後、2020年4月からパイオニアのモビリティサービスカンパニーのCDO(最高デジタル責任者)、2022年9月から全社CDOを務める。2023年小林製薬執行役員CDOに就任。

ノバセル株式会社

取締役CTO

戸辺 淳一郎

サッカープレイヤーを増やすことをミッションに掲げた会社の創業・経営を経験し、2015年4月にNewsPicksに参画、VPoEを務める。2020年9月にラクスル株式会社へ入社し、ノバセル事業の開発をHead of Engineeringとして指揮する。2022年2月、ノバセル株式会社のCTOに就任。

株式会社リクルート

プロダクト統括本部 プロダクト開発統括室
データ推進室 データテクノロジーユニット ユニット長

阿部 直之

大学院博士課程中退後、SIerで行政・大学のインフラ構築や業務システム開発等を幅広く経験。リクルートグループ入社後はエンジニアとしてアドテク領域立ち上げに参画、後にエンジニアリングマネージャとして開発組織を運営。株式会社リクルートの統合に伴い、データ領域の専門機能向上を担う横断組織の責任者を担当。

株式会社FLUX

取締役 CTO

Edwin Li

中国英語翻訳者資格最年少記録保持者。英ケンブリッジ大学を中退後来日し、数ヶ月で日本語能力試験で最も難易度が高いN1認定を取得。東京工業大学工学部卒業後、2018年に創業された株式会社FLUXにCTOとしてジョイン。 創業初期から大量のデータ処理の基盤構築やシステム開発を通して、事業の高速成長に貢献。開発全般を担当しながら、エンジニアの成長環境整備や機会学習チームの立ち上げといった組織開発にも力を入れている。

株式会社 primeNumber

取締執行役員CPO

小林 寛和

慶應義塾大学卒業後、株式会社リブセンスにてデータエンジニアとして同社分析基盤立ち上げをリードする。primeNumberへは2017年に参画し、2018年10月にデータ統合自動化SaaS「trocco®」を立ち上げる。以降、同プロダクトの全般を統括し、その運営を担う。

株式会社 primeNumber

カスタマーサクセス本部 執行役員本部長

下坂 悟

東京農工大学大学院 電気電子工学府を修了後、2013年にNTTコミュニケーションズに入社。国内大手SIer向けのパートナー営業、エンタープライズ向けの法人営業に従事。2019年からはインドの現地法人に駐在し、顧客戦略立案などに携わる。2021年primeNumberに入社。2023年執行役員に就任。

プログラム

18:00 - 18:05

Opening Speech

18:05 - 18:45

SESSION ①

実践者が語る データドリブン経営の「必要条件」

講演内容:

データドリブン経営の根本は、顧客行動をデータ化し、戦略を突き詰め、事業の成長を促進することにある。ただ、日常的にデータを基にした意思決定を行うには膨大なデータの集約や、分析・活用できる組織が欠かせず、それらを牽引できる経営者の存在が求められる。では、経営者はデータドリブン経営における「必要条件」をどう定義すればいいか。また、どのような組織作りが必要か。データサイエンティストを兼務する経営者、一休代表取締役の榊淳氏と、小林製薬CDOとしてデータドリブン経営に挑戦している石戸亮氏の話から明らかにする。

【Speaker】

株式会社一休

代表取締役社長

榊 淳

小林製薬株式会社

執行役員 CDO

石戸 亮

18:50 - 19:30

SESSION ②

データインフラ構築最前線。経営イシューと手を繋ぐには?

講演内容:

企業に導入され、日に日に増え続けるSaaSツール。各組織がツールを導入し、あらゆるデータが取得され、”現場”では分析すべきデータが拡大している。データドリブン経営への変革が期待されるなか、実際に経営者の企業戦略に沿ったデータ基盤はどう構築すればよいのか。その基盤構築の要となるエンジニアは、全ての社員がデータを基点にビジネスを進められるよう、どう“民主化”を成し遂げているのか。スピーカーはデータの“民主化”を担う実践者、ノバセル株式会社 取締役CTO 戸辺 淳一郎氏と、複数の組織にまたがるデータ基盤構築を行い、データ組織形成を担う株式会社リクルートデータ推進室ユニット長、阿部 直之氏。データ基盤構築のボトルネックを明らかにし、データドリブン経営を成功するためのエッセンスをシェアする。

【Speaker】

ノバセル株式会社

取締役CTO

戸辺 淳一郎

株式会社リクルート

プロダクト統括本部 プロダクト開発統括室
データ推進室 データテクノロジーユニット ユニット長

阿部 直之

【Moderator】

株式会社primeNumber

カスタマーサクセス本部 執行役員本部長

下坂 悟

19:35 - 20:15

SESSION ③

~データドリブンを生みだすエンジン~「エンジニア」の
才能を開放する方法

講演内容:

データドリブン経営の実践や、データ基盤を構築するために欠かせないのが、エンジニアの創造性の発揮だ。しかし、指数関数的にトラフィック量が増加するビジネス環境下において、エンジニアが日々の処理に追われ、新しいチャレンジをする余白がなくなっている。本来は、そういった日々のデータ取り込み作業などの業務は自動化し、エンジニアの才能を開放させることが重要となる。では、データ活用に成功している企業は、どのようにしてエンジニアの才能を開放させたのか。実例から、データドリブン経営を加速させるヒントを探る。

【Speaker】

株式会社FLUX

取締役 CTO

Edwin Li

And More

【Moderator】

株式会社 primeNumber

取締執行役員CPO

小林 寛和

20:15 - 20:20

Closing Speech

  • ※講演内容・プログラムは都合により一部変更させていただくことがございます。予めご了承ください。

セミナー概要

名称

データドリブン経営の超本質論

一休、リクルート、小林製薬、ノバセルなど実践企業が計6社登壇

日時

2023年5月30日(火)18:00 - 20:20

会場

オンライン

受講料

無料(事前登録制)

主催

NewsPicks Brand Design

共催

株式会社primeNumber

メディア協力