DX・働き方改革を実現する、ゼロトラストなセキュリティ

新型コロナウイルスの影響や働き方改革の推進によって、業務基盤のクラウドシフトや、情報資産にアクセスするデバイスの多様化が急速に進んでいます。ネットワークの内外を境界によって区別し、主に外側からの攻撃から内側を防御することを主軸とする「ペリメタモデル(境界モデル)」では、侵入された後の境界内部での攻撃に対して脆弱(ぜいじゃく)であることが課題となっており、データやシステムへのアクセスのたびに常に確認を行うゼロトラストセキュリティが注目を集めています。こうした境界のないゼロトラスト環境において、ネットワークとセキュリティの機能をクラウドで包括的に提供するのがSASE(SecureAccess Service Edge)になります。当企画ではゼロトラストセキュリティを実現するSASEやセキュアなハイブリッドワーク環境実現ための様々な情報を提供してまいります。

講演者

基調講演

一般社団法人
日本サイバーセキュリティ・イノベーション委員会

代表理事

梶浦 敏範

1981年、株式会社日立製作所入社。2001年に新規事業開拓部門の部長職に就き、2003年以降、小泉内閣や麻生内閣のIT戦略などICT政策に関与。ICT/データの利活用促進について研究や政策提言を実施。
日本経済団体連合会ではデジタルエコノミー推進委員会企画部会長代行、サイバーセキュリティ委員会サイバーセキュリティ強化ワーキンググループ主査を務めた。14年間ICT政策に関与し、インターネット・エコノミー促進に向けた提言(2012年~)やサイバーセキュリティに関する提言(2015年~)をとりまとめた。2017年、一般社団法人日本サイバーセキュリティ・イノベーション委員会代表理事に就任。

特別講演

ニューリジェンセキュリティ株式会社

クラウドセキュリティアーキテクト

大島 悠司

SIerでの経験を経て、株式会社野村総合研究所に入社、NRIセキュアテクノロジーズ株式会社へ出向し、サイバーセキュリティ業務に従事。
現在は、株式会社野村総合研究所と株式会社ラックの合弁会社「ニューリジェンセキュリティ株式会社」で、クラウドセキュリティアーキテクトおよびSREリーダーとして活躍中。
サービス開発、クラウド基盤運用、研究開発と幅広く従事しており、そこで得られた知見をブログ執筆やコミュニティ活動を通して情報発信している。
セキュリティや運用保守を考慮したアーキテクチャの設計開発を得意とする。
・AWS Community Builders (Security & Identity)
・2023 JAPAN AWS Top Engineers (Security)
・2022-2023 APN ALL AWS Certifications Engineers
・IPA 10大脅威選考会
・情報処理技術者試験委員会・情報処理安全確保支援士試験委員会

特別講演

株式会社ディー・エヌ・エー

IT本部IT戦略部 部長

長谷川 淳

2009年の入社以来、情報システム部門の内製開発に従事。 ID 管理システムや ERP など、成長期の組織の中核を支えるシステム群の構築・カスタマイズを手掛ける。2021年より IT 運用領域に転身、SaaS/ソフトウェアの運用管理責任者を務める。
2023年より現職。「IT で事業・経営に Delight をもたらす」というミッションのもと、DeNA グループの社内 IT を統括する部門の責任者として、グループ各社の事業部門・コーポレート部門を幅広くカバー、組織の一人ひとりが最高のパフォーマンスを発揮できる IT 環境の提供に取り組む。

プログラム

13:00 - 13:40

基調講演

「DX with Security」で実現する攻めの経営

講演内容:

時代が「DATA Driven Economy」であり、デジタルデータをいかに活用するかが企業の将来を決める。DXとは新しいデータの活用法による事業構造改革と考えられるが、その際セキュリティに留意しなければDXはリスクを増しただけで終わる。ここでは「DX with Security」の考え方で、いかに攻めの経営を果たすかを紹介する。

一般社団法人日本サイバーセキュリティ・イノベーション委員会

代表理事

梶浦 敏範

13:40 - 14:10

中堅・中小企業のためのSASE入門
~導入を阻む3つの課題とは?~

講演内容:

テレワークやクラウドサービスの普及により台頭した「ゼロトラスト」の概念。その実現手法として「SASE」が注目を集めていますが、運用面、コスト面の双方の敷居の高さから、中堅・中小企業の多くで導入が進んでいないのが実情です。本講演では中堅・中小企業の導入における課題と、その具体的な対策手法をご紹介します。

株式会社 網屋

ネットワークセキュリティ事業部
ネットワーククラウド部

川崎 麻未

14:15 - 14:45

最新インシデント事例で学ぶ!
Microsoft 365セキュリティ対策の重要ポイント

講演内容:

Microsoft 365を活用する企業において、「導入したばかりでどのような対策から始めるべきか分からない」「注意すべきポイントが多くて対応が大変」といった悩みを抱える企業が多く存在しています。本セッションでは、M365を使用する企業が知っておくべき情報漏洩リスクについて、実際のインシデント事例を交え分かりやすく解説します。

エムオーテックス株式会社

LANSCOPE セキュリティオーディター
プロダクトマネージャー

池田 淳

14:50 - 15:20

ハイブリッド環境で求められる
エンドポイント・セキュリティの最新動向

講演内容:

オンプレミスとゼロトラストが混在するハイブリッド環境が当たり前となる昨今、リスク発生要因の根本要因となる脆弱性の範囲も拡大し、改めてエンドポイント・セキュリティの高度化が重要度を増してます。グローバルを代表する先進的な大規模組織が「今」具体的に検討しているエンドポイント・セキュリティの高度化に向けた論点を踏まえつつ、タニウムと共に取り組んでいる最前線の施策について、TCOやROIといった定量的なデータを元にお伝えします。

タニウム合同会社

Chief IT Architect,
CISSP, 公認情報システム監査人

楢原 盛史

15:25 - 15:55

特別講演

クラウド時代を生き抜くためのセキュリティ技術と人材育成

講演内容:

多様なビジネスに対応するために、多くの企業でクラウド活用が進んでいる一方で、クラウド利用におけるセキュリティインシデントは増加傾向にあります。そんな中、クラウドを守るための様々な技術の登場や、求められる人材の見直しが行われています。本セッションでは、クラウド時代を生き抜くために知っておくべきセキュリティ技術や、求められる人材および育成についてご紹介します。

ニューリジェンセキュリティ株式会社

クラウドセキュリティアーキテクト

大島 悠司

16:00 - 16:30

特別講演

DeNA の IT 品質が実現する安心安全ハイブリッドワーク

講演内容:

10年以上の実績を持つ DeNA のハイブリッドワークと、それを支えるセキュリティ構成, 思想, そして時間をかけて取り組んできた様々な工夫について概説します。

株式会社ディー・エヌ・エー

IT本部 IT戦略部 部長

長谷川 淳

  • ※講演内容・プログラムは都合により一部変更させていただくことがございます。予めご了承ください。

開催概要

名称

ビジネス+IT Webセミナー

DX・ハイブリッドワーク時代の SASE・
クラウド セキュリティ2023 秋

日時

2023年10月13日(金)13:00 -

会場

Webセミナー(Live配信)

※お手元のPC・スマートフォンでご視聴いただけます

受講料

無料(事前登録制)

主催

SBクリエイティブ株式会社(ビジネス+IT)

協賛

株式会社網屋
エムオーテックス株式会社
タニウム合同会社
ほか(随時追加)

メディア協力