データセントリックなアプローチで生成AI時代を切り開く

生成AIへの注目は年々高まり、各社のAI・機械学習の活用が活発化しています。
この活用促進において、データの重要性が高まってきています。

マクニカでは、生成AI・機械学習の活用に加えて、データを中心にしたアプローチ、
特にデータの質を高めることが今後、価値を創造する鍵になっていくと考えています。

本イベントでは、データ基盤・LLM・AI TRiSMの観点からテクニカルな情報やユースケースをご紹介します。
日本企業の皆様が、データ中心、データセントリックなAI利活用を推進するにあたり、
課題解決の一助となるようなコンテンツをご用意して参ります。

プログラム

9:00 - 9:40

特別講演

生成AI 社会実装期での考え方・活かし方、
見落としがちな「データの質の重要性」

講演内容:

2023年ブームとなった生成AI、昨年末からMicrosoft Office, Adobeなど各SaaSに組み込まれていくなど、業務プロセスや事業設計の前提になり、AIモデルが急速にコモディティ化する中で、データの質を高めることが競争のポイントになってきます。いまだ変革が加速的にすすむ生成AIについて1/9-12開催のCES2024での最新発表など海外事例を含めて解説いたします。

氏名

IT批評家

尾原 和啓

プロフィール:

京都大学院で人工知能を研究。マッキンゼー、Google、iモード、楽天執行役員、2回のリクルートなど事業立上げ・投資を専門とし、内閣府新AI戦略検討、産総研人工知能研究センターアドバイザー、現在13職目 、近著「アフターデジタル」は11万部、元 経産大臣 世耕氏より推挙。「プロセスエコノミー」はビジネス書グランプリ イノベーション部門受賞

9:45 - 10:25

基調講演

AI専門メディア「Ledge.ai」と考える、
AIビジネスのこれから

講演内容:

「生成AI」をキーワードに、AIを取り巻くビジネス状況は大きく変化しています。変わった点は数多くありますが、一番は「誰にでも扱いやすくなった」といった点にあるでしょう。裏を返せば、ある程度のところまでは誰でも同じように活用できるため、より高度に差をつけていくには、「データ」そのものの重要度が高まったとも言えます。本セッションでは、生成AI時代におけるデータの重要性と、その領域でのマクニカのアプローチについて把握できるようなコンテンツを、Ledge.aiを運営する株式会社レッジ執行役員の箕部氏とマクニカの大西の対談形式にてお届けします。

氏名

株式会社レッジ

執行役員

箕部 和也

プロフィール:

インターネット広告代理店にてSNSを通じた企業と生活者のコミュニケーションデザインのプランニングに従事。その後オンラインのみではこれからのマーケティングに不十分であると感じIoT案件を多数手掛ける会社に転籍。従来は取得できなかったフィジカル領域のビッグデータを活用したIoTビジネスのコンサルティングを行った。Ledge参画後は、AIをはじめとする先端技術を活用した社内外の事業開発を推進している。2022年1月に執行役員就任し、データ活用コンサルティング事業とディア事業の両部門を管掌。

氏名

株式会社マクニカ

ネットワークスカンパニー
データ&アプリケーション事業部 事業部長代理

大西 功祐

プロフィール:

2005年新卒入社。ネットワークス データ&アプリケーション事業部所属。入社以来一貫してソフトウェア製品を担当。データには2013年から、AIは2020年から携わり、現在は事業部長代理として、データ・AI領域での新製品やサービスの企画、市場展開など事業を推進。市場のニーズに合う最先端の商品を取り扱う海外のベンチャー企業の発掘や調査も行っている。

10:30 - 11:00

生成AI

失敗事例から学ぶ!生成AI実装の成功への道筋
~陥りやすい課題とその乗り越え方とは~

講演内容:

生成AIの発展に伴い、インターネット上に公開されているような一般的なデータだけでなく、自社ナレッジ(自社独自のデータ)を使った自社専用の生成AIの開発が期待されるようになってきています。本セッションでは、生成AI導入の難しさと成功への道筋を探ります。実際に弊社が試みた製品サポート生産性向上の事例を元に、生成AIの実装における課題に焦点を当て、課題を分解し乗り越えるまでの取り組みをお話します。さらに、効果測定への取り組みなど、より効果的なAI実装を目指した試行錯誤についてもご紹介します。

氏名

株式会社マクニカ

ネットワークスカンパニー データ&
アプリケーション事業部 第1技術部第3課 主席

山本 聡

プロフィール:

2002年マクニカ入社。ソフトウェアエンジニア、ネットワークエンジニア、セキュリティエンジニア、SOCアドバイザを経て、2019年よりデータ&AIエンジニアとなる。2020年にE資格を取得。2023年にデータブリックスChampionを取得。

11:05 - 11:35

最新動向

Kaggleソロ金メダル獲得者が話す
獲得ストーリーと実践的ヒント
~2024年コンテストでの最新情報のご紹介~

講演内容:

2024年1月、モデルを構築して精度を競い合うKaggleのコンペティション「Linking Writing Processes to Writing Quality」において、私は単独で6位入賞し、金メダルを獲得しました。私はこのコンペティションで初めてメダルを狙って本格的にKaggleに挑戦しました。Kaggle経験はほぼゼロで、複雑な戦略は持っていませんでしたが、シンプルな原則を忠実に実行することで、コンペティションの中盤で急降下した順位から逆転して金メダルを獲得することができました。このセッションでは、これからKaggleに真剣に取り組みたい方や金メダル獲得に興味のある方に、メダル獲得の実践的なヒントとKaggleへの真剣な取り組みから得られた学びを共有します。

氏名

株式会社マクニカ

ネットワークスカンパニー AIビジネス部第2課 主席

井ケ田 一貴

プロフィール:

インドのIT都市バンガロールで働くAIエンジニア。制御システムセキュリティエンジニアとしての経験を持ち、現在はGPT-4などの大規模言語モデル(LLM)を用いた製品開発を手がける。プロジェクト管理から要件定義、実装まで幅広く担当しビジネス課題の解決を推進。

11:40 - 12:10

AI TRiSM

AI特有のリスクに備えよ ~鍵を握るAI TRiSMとは~

講演内容:

今では日本を含め、世界中で生成AIを中心としたAIの社会実装、ビジネス活用が進んでいます。また、AIが身近なものになるにつれて、「AIをユーザーとして使う」だけではなく、「AIを開発する」、「AIを活用したサービスを運営する」といったシチュエーションも皆様の組織内で次々に出てくるのではないかと予想しています。 一方でAIの活用には様々なリスクがあることもわかっており、各国でその規制が始まりました。また、そのリスク対策に関する考え方としてGartner社が「AI TRiSM」を提唱しています。AI TRiSMとは、セキュリティ、プライバシー、倫理などのAI活用における特融のリスクに対応して、AIの信頼性や安全性を高めるための概念です。このセッションではAI活用における具体的なリスクの例示とその対策についてお話しするとともに、AI TRiSMの解説とその適用についてお話します。

氏名

株式会社マクニカ

ネットワークスカンパニー データ&
アプリケーション事業部第1技術部第3課

柳井 省吾

プロフィール:

2017年マクニカ入社。データ分析ソリューションの技術サポートやお客様技術トレーニング講師、セールスエンジニアなどの業務を幅広く従事。現在はAIやデータサイエンスエリアにおける新ビジネスの発掘を中心に活動中。

12:15 - 12:45

生成AI

生成AIの開発・運用を支える基盤の課題と選定のポイント~NVIDIAを例に最適なAIプラットフォームについて
考える~

講演内容:

近年、世間から注目を集める生成AI。さまざまなコンテンツを生み出すことができる生成AIは、業界を超えて大きな衝撃を与え、世界中で開発や活用が進んでいます。生成AIの開発にいち早く着手し、チームでの開発を加速するためには、どのような環境を用意すべきか悩まれる方が増えてきました。本セッションでは、生成AI時代の「DevOps」とは、「自社プラットフォームの構築方法」に触れながら、NVIDIAのエコシステムを交えて生成AIに最適なプラットフォームについてお話しします。

氏名

株式会社マクニカ

クラビス カンパニー 第1技術統括部技術第3部第3課

諸橋 大地

プロフィール:

2016年に株式会社マクニカへ入社。ネットワークやサーバーのインフラ関連システムエンジニアを経験し、現在はNVIDIAを中心としたAI/機械学習ソリューションでお客様の課題を解決するべく企業への普及活動を行っている。

13:00 - 13:40

最新動向

海外のAI・生成AI最新動向
~技術やユースケースから今後を考察~

講演内容:

このセミナーでは、AI、特に生成AIの海外トレンドとそのビジネスへの影響についてご紹介いたします。最新の技術動向とユースケースを通じて、AIがどのように進化し、それがビジネス環境にどのような影響を与えているか。各業務の効率化だけではなく、業界全体を変革し世界のビジネス、テクノロジー、社会にどのような影響を与えていくかお話できればと思っています。

氏名

Macnica Networks USA, Inc.

Vice President of Business Development

王原 聖雄

プロフィール:

エンジニアとしてキャリアを開始し、営業、プロダクトマネージャー、新規商材立ち上げと経験を重ね、現在シリコンバレーにてビジネスディベロップメントとして新規商材の発掘と立ち上げを実施。

13:40 - 14:20

事例講演 データ基盤

イチから始めるデータパイプライン構築
~DevOpsチームの散らばるデータの悩みと
基盤構築の軌跡~

講演内容:

横河電機株式会社様では、近年の開発の大規模化に対応するため、開発と運用を連携させることで、より柔軟で効率良く開発を実現する方針が打ち出されました。その一環として、開発プロセスで生じた開発管理データ、リリース済み製品の品質管理データ、SaaSの利用ログなど、さまざまなデータについて分析を進めることになりました。本セッションでは、横河電機様を交えて、統合的な活用基盤の導入の検討から、社内に分散したデータを統合するデータパイプラインの構築、メンバーの誰もがデータを活用できる環境に向けての開発部隊の軌跡を追っていきます。

氏名

横河電機株式会社

D-Sol HQシステム開発センター 開発DX推進部 部長

藤原 匠

プロフィール:

横河電機株式会社へ2000年に入社。ソフトウェア・インフラエンジニアとして20年以上従事し、開発業務へのdevops適用や開発データ分析に携わる。現在は、新製品開発と開発業務のDXを担当する部門の部長。

氏名

横河電機株式会社

D-Sol HQシステム開発センター 開発DX推進部

桑田 芳則

プロフィール:

2003年横河電機入社。ソフトウェア開発や生産技術、スタートアップエンジニア、商品企画を経て2021年現部署に異動。その後、開発インフラ整備やデータ分析に従事。昨年データブリックスに出会い、データパイプラインを構築。

氏名

株式会社マクニカ

ネットワークスカンパニー データ&
アプリケーション事業部 第1営業部第1課

山本 ありさ

プロフィール:

2021年マクニカ入社。小売・製造のお客様を中心に、ビッグデータ・AI活用におけるデータ処理基盤の選定、導入、運用までのご提案・営業支援に従事。

氏名

株式会社マクニカ

ネットワークスカンパニー データ&
アプリケーション事業部 第1技術部 第3課

太田 真衣

プロフィール:

システムインテグレータを経て、2022年マクニカ入社。現在はデータ&アプリケーション事業部で、データブリックスのプリセールス、導入支援、データ利活用案件に従事。2023年7月、エバンジェリスト資格であるデータブリックス Championに認定。

14:20 - 15:00

特別講演

生成AIとその懸念に対する対策

講演内容:

生成AIは従来の判断・認識と異なり多次元の出力が可能なAIである。加えて、ドメインやタスクに対し汎用的な基盤モデルが組み合わさることで一段と広い範囲で応用ができるようになってきた。近年では言語分野のみならず、画像・動画、音声・音楽、さらにはロボット動作生成などと留まるところをしらない。加えてこれらのモダリティを組み合わせた入出力を可能とするモデルも次々と登場してきている。本講演ではこうした生成AIの進化を簡単に振り返ると共にそれを応用していくために必要な技術や取り組みについて紹介する。

氏名

SB Intuitions株式会社

CRO兼R&D本部長

LINEヤフー株式会社

データサイエンス統括本部4 本部長

井尻 善久

プロフィール:

20年にわたり製造業界およびインターネット業界におけるAI・画像処理・ロボティクスに関わる研究開発に従事。著書に、「統計的機械学習の基礎」「大規模計算時代の統計推論」「深層強化学習入門」「コンピュータビジョン最前線」(季刊誌)。その他、学会・教育活動等も含め各大学等で講義・講演等実施。

  • ※講演内容・プログラムは都合により一部変更させていただくことがございます。予めご了承ください。

セミナー概要

名称

Webセミナー

Macnica Data・AI Forum 2024冬(MDAF2024冬)

日時

2024年2月28日(水)9:00 - 15:00

会場

オンライン

受講料

無料(事前登録制)

主催

株式会社マクニカ

メディア協力