今までのIT運用管理の取り組みは、多くの場合、管理対象がテクノロジーであったため、自動化ツールを導入し運用していくうちに徐々に成熟度が上がっていく、というのが常識でした。
しかし、残念なことにITAM・SAM(IT資産管理・ソフトウェア資産管理)、特にライセンス管理においては、「ツールの導入はされたけれど、運用ができないで困っている」というケースが少なくありません。
大きな違いは、管理対象がテクノロジーではなく、「業務プロセス」であるということ。
そして、管理メトリクスが「テクノロジー要件」ではなく「ビジネス要件」であるということです。

本セミナーでは、ServiceNow SAM Professional を例に、具体的にどのような運用が求められ、その実現にはどのような情報やデータ、さらに、業務プロセスやケイパビリティが求められるのかを、特に複雑化するライセンス契約である Oracle製品を例に解説します。

※同業他社、ベンダー企業の方はご参加をお断りする場合がございます。
※お申込み多数の場合は抽選制となります。

プログラム

14:00 - 15:00

なぜ、ライセンス管理は
自動化ツールの運用で失敗するのか?

~ServiceNow SAM Professional 運用で失敗しないための取り組み~

講演内容:

1.ServiceNow SAM Pro 導入
 ■SAM Pro構築
 ■インベントリ
  ・ITOM Discovery: Oracle GLAS

2.ServiceNow SAM Pro 運用
 ■ベースライン構築 Software Model、Entitlements
 ー 情報・データ管理はユーザー責任
  ・ライセンス情報
   OMA/TOMA
   Ordering Document ー 情報の理解・データ管理は、ユーザー責任
   ライセンス割当 ー ビジネスニーズに基づく割り当ては、ユーザー責任
 ■リコンシリエーション:インベントリとベースラインの突合の結果、
            自動化された適切な結果が得られる
            ー ユーザー責任分野の整合性が前提
 ■変更管理: ベースラインの維持、是正

講師:

ウチダスペクトラム株式会社
ソフトウェアライセンス契約管理コンサルタント 武内 烈

プロフィール:

IT 資産ライフサイクル管理プロセス実装のためのAMDB・CMDB 製品開発プロジェクト、データセンターのCMDB およびワークフローの実装プロジェクト、IT資産管理(クライアント環境) MSP のサービスプロセスの開発・実装プロジェクト(CMS/サービスデスクを含む)、ライセンス管理のためのSAMプロセスおよび自動化テクノロジー (CMS/サービスデスク)の設計・実装プロジェクトなど多数のプロジェクト経験を持つ。
IT資産管理のポリシー、プロセスを、どのように自動化テクノロジーに結び、ITサービス管理戦略やロードマップとの整合性を取りながらIT資産管理プログラムを実行性の高いものにしていくのかのコンサルティングを得意とし、大手組織におけるIT資産管理プロセスとサービス管理プロセスの統合プロセス設計、自動化設計、実装プロジェクト、IT資産管理プログラムの運用教育の実績多数。
ベンダーマネジメントにおいては、Oracle、IBM、SAP などメガベンダーのライセンス契約書レビュー、契約コンプライアンス分析や、ベンダーマネージャ教育プログラム(SLAM/ SLAM for Oracle)を設計、提供している。

一般社団法人 日本ベンダーマネジメント協会 代表理事
ITIL ®エキスパート資格、SLAM Master
IAITAM 認定講師/ CITAM、CSAM、CHAMP資格
Oracle License Master - Specialized in Audit

  • ※講演内容・プログラムは都合により一部変更させていただくことがございます。予めご了承ください。

セミナー概要

名称

Webセミナー

なぜ、ライセンス管理は
自動化ツールの運用で失敗するのか?

~ServiceNow SAM Professional 運用で失敗しないための取り組み~

日時

2024年4月10日(水)14:00 - 15:00

会場

オンライン(Zoom)

受講料

無料(事前登録制)

主催

ウチダスペクトラム株式会社

メディア協力