講演内容:
DXは経営の課題であり、経営の魂を施策に組み込むことで、全社での取り組みの見通しを良くし、施策のポートフォリオを足元課題から中長期に至るまで戦略的に作ることです。またDXの要はデータxAi、および顧客接点の構築から、社内外のプロセス、サービスに於いてデータの循環を作り出し、継続的に改善のループを回すことにあります。そのためのデータ基盤の整備と活用を推進し、顧客中心思考とアジャイルによるイノベーション文化の創出をDXの究極的な目標に掲げ、日々の業務のデジタル化とビジネス変革のためのDXを両軸でまわし続ける、いわば「両利きDX」の取り組みについてお話しします。
田辺三菱製薬株式会社
ファーマ戦略本部
デジタルトランスフォーメーション部長
金子 昌司 氏
プロフィール:
1997年より三井物産株式会社にてサハリン油田、化学プラント、発電所、恐竜博物館等のプロジェクト開発に従事。
2002-2016年 ノバルティス日本法人IT部門でベンダー統合、Notes移行、アーキテクチャチーム、Web開発・運用チーム等の立ち上げなど、一貫してプロジェクトや新チームの立ち上げに従事。途中3年間スイス本社にてグローバルIT戦略、開発ITのアーキテクチャ設計を責任者として推進。最終2年間はマーケティング本部に移籍し、デジタルマーケティングの立ち上げ。臨床検査大手のH.U.グループホールディングスではグループCIO、及びデジタル戦略本部の立上げに併せCDOを経て、2021年より現職。
オランダエラスムス大学MBA、慶應義塾大学理工学研究科卒。