デジタルシフトが加速する中、「デジタルの力を使った優れたビジネスモデル」を創出できるか否かが、企業にとって存続がかかった課題となっています。

一方、新たに立ち上げるビジネスには圧倒的なスピードと高い柔軟性が求められます。ドラスティックに変化する環境に合わせて、新しいビジネスアイデアを続々と取り入れ、MVP(顧客ニーズを満たす最小のプロダクト)を作り、それを世に問い、失敗を重ねながらも洗練されたサービスへと進化させていく必要があります。

こうしたビジネスモデルを構築するには、重厚長大なビジネスモデルでは通用しません。組織そのものを環境に合わせて変えるとともに、意思決定を迅速化し、時にはオープンイノベーションの形で外部の力を取り入れ、さらに常に洗練したサービスを実現できる環境を構築するとともに、それを支えるIT環境や人員を確保していくことが求められます。

こうした中、モバイル統合金融サービス「Olive」、電子契約サービス「SMBCクラウドサイン」、CO2排出量算定・削減支援クラウドサービス「Sustana」はじめ、続々と新サービスを立ち上げているのがメガバンクの三井住友フィナンシャルグループ(三井住友FG)です。

その三井住友FGのグループCDIOとして2023年4月に就任後、7月には資金決済に関するデジタルソリューションサービスを提供する「BPORTUS」、10月には組織力向上プラットフォーム「SMBC Wevox」を立ち上げた磯和 啓雄氏、AIと自動化で企業のDXを支え、ガートナーのMagic Quadrant(APM & Observability)では断トツのリーダーポジションに位置付けられるDynatrace 執行役員の日野義久氏に、真のDXに求められる組織の在り方、企業戦略、さらにはIT戦略に至るまで、具体的にお話をお聞きします。

パネリスト

三井住友フィナンシャルグループ

執行役専務・グループCDIO

磯和 啓雄

1990年入行。法人業務・法務・経営企画・人事などに従事した後、リテールマーケティング部・IT戦略室(当時)を部長として立ち上げ、デビットカードの発行やインターネットバンキングアプリのUX向上などに従事。その後、トランザクション・ビジネス本部長としてBank Pay・ことらなどオンライン決済の商品・営業企画を指揮。2022年デジタルソリューション本部長、2023年より執行役専務 グループCDIOとしてSMBCグループのデジタル推進を牽引。

Dynatrace合同会社

執行役員

日野 義久

IT業界での長年の金融業界担当経験を踏まえて、2017年よりデロイトトーマツコンサルティングにて、企業のDX立ち上げに支援プロジェクトに参加し、最新のSaaS業務ソフトやRPAツールを利用したDXプロジェクトをリード。 2021年6月より現職にて、金融業界でのDXを最新のテクノロジーを利用することでさらに加速させることが可能となる仮設の元、AIを高度に利用した自動化技術によりデジタル・サービスを可視するソリューションの展開を推進中。

ビジネス+IT 兼 FinTech Journal

編集長

松尾 慎司

システムエンジニアを経て、出版社ソフトバンクパブリッシング(現SBクリエイティブ)に入社。『UNIX USER』編集部に所属後、準会員制オンラインメディア「ビジネス+IT」の立ち上げに携わる。ビジネスとITの融合点を10年以上にわたって取材。

プログラム

13:00 - 14:00

なぜ三井住友フィナンシャルグループは爆速で新サービスを続々リリースできるのか

~磯和執行役専務・グループCDIOに聞くDXの戦略・組織・IT論

三井住友フィナンシャルグループの爆速DX
三井住友フィナンシャルグループを支えるIT戦略
BizDevOpsの重要性

  • ※講演内容・プログラムは都合により一部変更させていただくことがございます。予めご了承ください。

セミナー概要

名称

Webセミナー

なぜ三井住友フィナンシャルグループは爆速で新サービスを続々リリースできるのか

~磯和執行役専務・グループCDIOに聞くDXの戦略・組織・IT論

日時

2024年2月8日(木)13:00 - 14:00

会場

オンライン

受講料

無料(事前登録制)

主催

SBクリエイティブ株式会社( ビジネス+IT / Fintech Journal )

協賛

Dynatrace合同会社

メディア協力