ランサムウェア対策にもっとも有効なのが「バックアップ」である理由
ランサムウェアの現実的なリスク軽減策が「バックアップ」のワケ
日本では、報じられているだけでも数十社での感染が確認され、相当のセキュリティ対策を行っているはずのエンタープライズ企業であっても感染する現状が浮き彫りになった。
インターネットに接続することが、業務を行う上で欠かせないものである以上、今後もデータを標的にした犯罪はなくならない。ランサムウェアの脅威は、決して一時的なトレンドではないのだ。
ランサムウェアの厄介なところは、感染し、ファイルが暗号化されたらそこで業務がストップしてしまう点だ。犯罪者側もそこは熟知しており、すぐに身代金を支払う場合は身代金を低く設定するなど、被害者側がつい「払って解決したほうが早い」と考えるよう仕向ける。
しかし、身代金を支払ったとしても、ファイルが復号できるかどうかの保証はない。すなわち、ランサムウェアの感染を防ぎようがない以上、重要となるのは、データのバックアップによる「転ばぬ先の杖」だ。「ランサムウェア対策には、従来のマルウェア対策だけでは足りない。結局のところ、データのバックアップとリカバリーしかない」とは、とあるエンタープライズ企業のIT管理者の声だ。
バックアップといえば、Windowsにも標準のバックアップ機能が備わっている。これで十分ではないかという「誤解」もあるが、企業で使う場合にはさまざまな課題がある。また商用製品にもランサムウェア対策に最適かどうかを検討する必要がある。
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