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2017年08月01日

パブリッククラウドで直面する「3つの課題」にはコロケーションサービスが有効だ

企業内でさまざまなクラウドサービスの利用が進む中、IT部門にはマルチクラウド環境に対するガバナンスを一元的に利かせて、セキュリティや可用性を一定水準以上に担保することが求められている。その際に考えるべきポイントが、システムの冗長性をどうするか、またセキュリティポリシーやネットワークの設計をどうするかといった点だ。この時に解決策の1つとなるのが、コロケーションサービスの利用だ。


パブリッククラウドで企業が直面する「3つの課題」とは

 これからパブリッククラウドを利用しようとするユーザー企業が直面する課題は、大きく3つある。

 1つめが、パブリッククラウド環境での「システム冗長」をどう考えるか、2つめが、パブリッククラウド環境での「セキュリティポリシーの設計」をどうするか、そして3つめが、パブリッククラウドを併用する際の「ネットワーク設計」をどうするか、というものだ。

 「F5 Agility Tokyo 2017」で登壇したF5ネットワークスジャパン セールスエンジニアリング本部 プリセールスコンサルタントの坂上 健太郎氏は、「パブリッククラウドの利用に際して、お客様からよくいただくこれら3つの課題に対しては、コロケーションサービスの利用が有効です」と説明する。

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F5ネットワークスジャパン
セールスエンジニアリング本部
プリセールスコンサルタント
坂上 健太郎氏


クラウドは「たまに落ちる」 冗長化を担保する仕組みが必要

 まず1つめのパブリッククラウド環境でのシステム冗長をどう考えるかについてだが、そもそもパブリッククラウドサービスは、内部で論理的に冗長構成が取られており、そうそう落ちないことが謳い文句になっている。

 しかし坂上氏によれば「パブリッククラウドサービスは、リージョン単位で落ちるケースが“たまに”ある」という。

「たとえばAWSは、2017年3月に北米で大規模障害が発生しました。Azureも月単位で検索をかけてみれば、東日本だけでも毎月数件、何らかのインシデントが発生しています。さらにパブリッククラウドでは、メンテナンス時にはサービス停止が伴うこともある。基本的には落ちるものだと考えて設計するのが適切です」(坂上氏)

 その前提でクラウド環境を設計すれば、AWSやAzure、Google Cloud Platformといったパブリッククラウドサービスを並べて利用し、各環境の中で業務アプリケーションを並列で稼働させるという方法が考えられる。

「ただしこの方法では、さまざまな課題が生じてきます。まずパブリッククラウドサービス自体の死活監視をどうするか、次にトラフィックの振り分けや経路の制御をどうするか、そしてネットワーク回線が落ちてもクラウドサービスは利用できなくなるので、回線の冗長をどうするかといった問題です。これらの課題を解決する方法として、私たちはコロケーションサービスで何ができるのかを考えてみました」(坂上氏)

 そこで考え出されたのが、F5ネットワークス製品を内包したエクイニクスのコロケーションサービスを経由して、オンプレミス環境と各パブリッククラウドサービスをつなぐ方法だ。

この記事の続き >>
・オンプレミスとコロケーションを「専用線」でつなぐ
・従来ポリシーを維持しながら、マルチクラウド環境のセキュリティをコントロール
・ネットワークセキュリティは専用線+VPNなどで担保

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