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  • 2020/01/20
元ハンズ・メルカリCIO長谷川秀樹氏×ヤプリ 島袋孝一氏 対談 融合をはじめたネットとリアル、小売企業が

オンラインとオフライン、ネットとリアル──。これまで対照的もしくは異質とされ、分けて考えられてきた2つの世界が、テクノロジーの進化によって1つの世界観で語られるようになってきた。小売業界で「OMO(Online Merges with Offline)」が注目されているのも、こうした変化への危機感があるからだろう。OMOを実現するために、小売企業が実践すべき具体的な取り組みについて、ロケスタの長谷川 秀樹氏とヤプリの島袋 孝一氏に聞いた。

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SaaSの活用と「モバイルトランスフォーメーション」

 デジタルトランスフォーメーション(DX)やOMOを実現するには、企業にデジタル文化を根付かせることが重要だ。もちろんそれは簡単ではないが、その第一歩となるのが、システム変革のために「クラウド」を活用し、どんどん「モバイル」で仕事をすることだ。長谷川氏は、まず、自社の業務をSaaS(業務システム領域でのクラウドサービス)の導入によって推進することを勧める。

「ネット系企業のベンチャーは、会計、人事、勤怠管理……などなど、基本的にすべてSaaSでシステムを運用しています。個人的には、基本的にすべてSaaSでよいと思っています。バックエンドの非競争領域に重厚長大なシステムを採用したら、開発コストとスピードの点で足を引っ張ってしまうからです」(長谷川氏)

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ロケスタ 代表取締役社長
長谷川 秀樹 氏

1994年、アクセンチュア株式会社に入社後、国内外の小売業の業務改革、コスト削減、マーケティング支援などに従事。2008年、株式会社東急ハンズに入社後、情報システム部門、物流部門、通販事業の責任者として改革を実施。デジタルマーケティング領域では、ツイッター、フェイスブック、コレカモネットなどソーシャルメディアを推進。その後、オムニチャネル推進の責任者となり、東急ハンズアプリでは、次世代のお買い物体験への変革を推進している。2011年、同社、執行役員に昇進。2013年、ハンズラボ株式会社を立ち上げ、代表取締役社長に就任(東急ハンズの執行役員と兼任)。小売業・流通業向けのソリューションを提供している。2018年10月、株式会社メルカリの執行役員に就任。新しい流通の仕組み、エコ経済圏の発展のために従事。2018年、ロケスタ株式会社を立ち上げ代表取締役社長に就任。リテイルXテクノロジーに特化した事業に従事。
 こうした考えは、生産性や売り上げに直接寄与する、モバイルアプリの開発にも当てはまる点がある。たとえば小売業なら、店舗や業務で利用する独自アプリは、自社で開発し、なるべく早く顧客に対応できるよう、内製できる体制があったほうがいいだろう。ただし、情報システム部門はモバイルアプリ開発など、“スマホ周り”に必ずしも強くない。

 一方、外部に委託するとコストがかかる。開発コストを抑えつつ、さまざまな施策をクイックに反映するなら、開発基盤とパートナー選びが重要になる。

「アプリ開発で重要なことは、簡単であることです。スクラッチで開発する領域はあっていいと思いますが、一般的な企業がアプリを作るなら、SaaSを活用してクイックに開発できるほうが絶対にいいはずです。SaaSではどうしても対応できないところは部分的に開発する、という考え方がよいと思います」(長谷川氏)

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ヤプリ
コミュニケーション本部 マーケティングスペシャリスト
島袋 孝一 氏

2004年商業ディベロッパー「株式会社パルコ」入社。店舗リーシング・販促宣伝、経営企画室を経て、2013年よりデジタルマーケティングに従事。2016年総合飲料メーカー「キリン株式会社」に入社。グループを横断するデジタルマーケティング部に所属。LINE公式アカウント、SNS運営に従事。2019年1月より「株式会社ヤプリ」にマーケティングスペシャリストとして参画。
 ヤプリの島袋氏が指摘するのは、企業の業務におけるスマートフォンなどモバイルデバイスに対する認識の違いだ。

「現在は、一般的に生活しているとPCを開いている時間よりスマートフォンを使っている時間のほうが圧倒的に長いでしょう。コンシューマーはスマホファーストなのに、なぜか企業はいまだにPCにこだわっている。仕事中にスマホを見ていたら怒られる企業もあるかもしれません。我々は、『モバイルトランスフォーメーション』を打ち出して、モバイルテクノロジーの民主化を実現したいと考えています」(島袋氏)

 もちろん、すべてがモバイルに置き換わるわけではないが、モバイルアプリが活躍する領域や、その環境についてどのように考えればよいのだろうか?
この記事の続き >>
・モバイルアプリが活躍する領域は?
・アプリで実現する「薄く、なめらかなコミュニケーション」
・モバイルアプリでネットとリアルの垣根を取り払う

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