データ×AIを武器に更なる発展へ - 創業70年の総合食品卸が、現場に自社AIを定着させるまで
講演内容
AIの進化は速く、モデルは半年で入れ替わります。それでも効き続けるのは、整えられた自社データのほうです。企業間の差を分けるのは、どのモデルを選ぶかではなく、自社のデータがAIに使える状態にあるかどうかです。「鳥利商店」として創業し、昨年70周年を迎えたプレコフーズ様は、営業・マーケティング組織の変革を起点にAI活用へ舵を切りました。業界特性とセキュリティの観点から汎用サービスをそのまま使う選択は取らず、自社向けAIサービスの導入にいち早く着手。土台となるデータ基盤も本番稼働させています。特徴は、AIを二つの層で効かせていること。ひとつは、 営業プロセスの動線上 で答えるAI。もうひとつは、十数万件の顧客マスタの名寄せなど人手では終わらない前処理を担い、「AIが答えられるデータ」をつくる側のAIです。変わったのはレポートの数ではなく、判断の速度と、試行錯誤を回せる回数でした。「何から始めればいいか分からない」段階の意思決定から本番稼働までの道のりを、想定と違ったことも含めて、プレコフーズ様と当社COO下坂で本音で語ります。
登壇者
株式会社プレコエムユニット
営業部 執行役員 営業部長
眞見 卓也 氏
Profile
2014年に新卒入社。食肉・冷食加工品事業の営業部長として80名以上の営業組織を統括。SFA(営業支援システム)の導入・活用を推進し、営業現場のデータドリブン化を牽引。売上・購買頻度・商品構成などの定量データを可視化することで、属人的な営業活動から脱却。データに基づいた課題抽出と改善サイクルを回すことで、組織全体の営業効率向上と売上成長に取り組む。
株式会社プレコフーズ
営業管理部 部長
大滝 博正 氏
Profile
2012年に新卒入社。グループの本社部門、営業管理部長として、営業組織の支援や販売管理全般を担う。現場目線や顧客視点を大切にしながら、業歴70年の間に蓄積されたビッグデータを活用し、データ集計・分析、CRM(顧客管理システム)・SFA運用を統括。営業現場の効率化と業務の最適化に取り組む。
株式会社primeNumber
取締役 執行役員 COO
下坂 悟
Profile
2013年NTTコミュニケーションズ入社。国内SIer向けパートナーセールスやソリューション提案活動に従事。国内業務の後、同社海外現地法人に駐在。2021年primeNumberに入社。現在、国内外のビジネス領域全般を統括。