リーガル・エンジニアリング ― 人とAIの新たな協調のかたちを求めて
講演内容
AI技術の発展と、利用可能なデータの拡がりによって、人とAIとの協調領域は一層拡張しています。それに伴って、AIは単なる人の「道具」というよりも、人の思考の「パートナー」あるいは、一種の「拡張された心」へと姿を変えつつあります。この変化が、法実務におけるAIの位置付けやAIが法システムに与える影響について考察し、人とAIとの新たな協調のあり方やその設計手法ーリーガル・エンジニアリングーについて論じます。
登壇者
Profile
デジタル法・刑事学を専門とし、AI・ロボット等の先端技術に関するリスクガバナンスや企業制裁制度、法と技術の統合を学際的に研究。法と経済学会・人工知能学会理事を務めるほか、内閣官房や経産省、デジタル庁の各種有識者会議で委員・座長を歴任。