Agentic Societyに向けて:AIエージェント研究の発展と展望
講演内容
AIエージェントが注目されている。エージェントに関する研究の歴史はAIの研究の歴史そのものであるが、近年の「AIエージェント」という場合、LLMの利用が前提とされている。LLMによって自然言語によるコミュニケーションや、人間より効率的な推論やプランニングが現実的に可能になり、実世界で動作する「一人一つのエージェント」が実現されつつある。最も重要な点は、今後人のあらゆる意思決定にエージェントが関与する可能性があるという点である。将来的は、AIエージェントと人の協働が実現され、Agentic Society、つまりAIエージェントも含まれる新しい経済システムや社会システムが実現する可能性がある。
登壇者
Profile
京都大学情報学研究科教授.AIに基づく合意形成やマルチエージェントシステムについての独創的な研究を先導.名工大博士(工学).日本学術振興会特別研究員.USC/ISI客員研究員.北陸先端科学技術大学院助教授.ハーバード大学客員研究員,マサチューセッツ工科大学客員研究員(2回).科学技術振興機構(JST)さきがけ大挑戦型研究員.名古屋工業大学大学院産業戦略工学専攻/情報工学教育類 教授.日本政府観光局MICEアンバサダー.京都大学デザイン学プログラム.2020年より科学技術振興機構(JST)CREST代表研究者(2回).国際会議AAMAS2013のProgram Chair,情報処理学会フェロー,人工知能学会理事,人工知能国際会議IJCAI2027,IJCAI2020の現地実行委員長,その他トップカンファレンス(IJCAI, AAMAS, ECAI, AAAIなど)のSPC・PCメンバー.人工知能学会功績賞,人工知能学会業績賞.ITSシンポジウム2014最優秀論文賞.日本ソフトウェア科学会基礎研究賞.日本学術振興会賞受賞.文部科学大臣表彰若手科学者賞受賞.文部科学大臣表彰科学技術賞受賞(研究部門)(2回).内閣府最先端・次世代研究開発プロジェクト代表研究者.自律エージェントとマルチエージェントシステム国際財団(IFAAMAS)名誉理事.情報処理学会長尾真記念特別賞受賞.International Joint Conference on Autonomous Agents and Multi-Agent Systems (AAMAS2006)最優秀論文賞受賞.日本ソフトウェア科学会論文賞受賞.IPA未踏ソフトウェア創造事業スーパークリエータ.第66回情報処理学会全国大会優秀賞及び奨励賞受賞.マルチエージェントシステム,人工知能,コレクティブインテリジェンス,計算論的メカニズムデザイン,合意形成,意思決定に興味を持つ.