生成AIから世界モデルへ:実世界で動作するAIを目指して
講演内容
拡散モデルや大規模言語モデルに代表される生成AIは,画像・動画・テキストの生成において飛躍的な性能向上を遂げてきた.しかし実世界で動作するAIを実現するには,環境の内在的表現を獲得し,自らの行動がもたらす将来を予測できる世界モデルが不可欠である.近年,行動を出力するロボット基盤モデルであるVLA(Vision-Language-Action)と,将来を予測する世界モデルを統合した研究が進められている.本発表では,こうした研究動向を概観した上で,実世界で機能するAIを構築するうえで直面する課題を議論する.
登壇者
東京大学 松尾・岩澤研究室
特任講師
鈴木 雅大 氏
Profile
2018年東京大学工学系研究科博士課程修了。博士(工学)。2020年まで東京大学大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻 特任研究員。2024年まで同大学特任助教。2025年より同大学特任講師。人工知能・深層学習の研究、特に深層生成モデルや世界モデルの研究に従事。情報処理学会論文賞、WBAI奨励賞、東京大学工学系研究科賞(研究)などを受賞。