ポスト量子時代の到来に備えるー企業が今、考えるべきセキュリティ戦略とは
講演内容
量子コンピュータの実用化が現実味を帯びる中、これまで安全とされてきた暗号技術が崩壊する可能性が指摘されています。すでに世界各国の政府機関やグローバル企業は、「耐量子計算機暗号(PQC)」への移行を重要な経営課題と位置づけ、早期対応に動き出しています。本セッションでは、PQCへの対応がなぜ今必要なのか、企業の情報資産がどのようなリスクにさらされているのか、そして実際にどのように技術導入を進めるべきかについて、わかりやすくご紹介します。また、F5のBIG-IPおよびNGINXを活用したPQCアルゴリズムの実動作をご紹介し、実運用におけるパフォーマンスや互換性、運用負荷への影響について、具体的なユースケースを交えて解説します。
講演者
F5ネットワークスジャパン合同会社
シニアソリューションエンジニア
久保 大樹