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  • 2012/05/17 掲載

実はクラウドは不自由だった!?誤解を解いて手軽さ・低コストと柔軟性を両立させる方法

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ひと言で「クラウド」といっても、「パブリッククラウド」と「プライベートクラウド」では性格が大きく異なる。手軽で低コストだが柔軟性に欠けるパブリッククラウド、柔軟で何でもできるがコストがかかるプライベートクラウドと表現できるが、両者を混同したり、性格の違いを把握せずに過度な期待を持ってしまうケースが少なくない。この違いは特に中堅・中小企業のクラウド導入の妨げになっていると指摘するのは、ピーエスシー クラウドサービス事業部 事業部長 坂江敦基 氏だ。

実は"不自由”な「クラウド」の課題

photo
ピーエスシー
クラウドサービス事業部
事業部長
坂江敦基氏
 「クラウド」は、無事、バズワードを卒業し、企業ITにとっての現実的な選択肢として定着しつつあるようだ。すでに一部の企業は自社システムの何がクラウドに向くのか、あるいは向かないのかという「システム仕分け」に着手している。仕分けが完了したら、クラウド活用の動きは一気に加速する可能性がある。

 その一方で、いざ導入を検討してみると、思ったより“不自由さ”を感じたという企業の担当者は少なくないだろう。なぜなら、クラウドは必ずしも「コスト削減」「柔軟性」「俊敏性」のすべてを満たすものではないからだ。仮想化サービスや企業のプライベートクラウド構築事業を手がけるピーエスシー クラウドサービス事業部 事業部長 坂江敦基 氏は、次のように説明する。

「クラウドといっても、パブリッククラウドとプライベートクラウドではメリット、デメリットが異なります。確かにパブリッククラウドは低価格で手軽に利用できます。しかし、使用できるハードウェアやサービスが制限されているため柔軟なシステムを構築するのは困難です。また、データの保存場所が曖昧なため、重要な情報を扱うシステムとして使うには相応のリスクを覚悟する必要があります。一方、プライベートクラウドだと、機器やソフトウェアを自由に選択できるので柔軟なシステムを構築できます。データの保存場所も明確なので、重要なデータを扱うシステムにも向いています。しかし、ハードウェアを所有して一から構築し、さらにそれをデータセンターに設置することになるため想定以上にコストがかかってしまいます」

 一言で「クラウド」といっても、パブリッククラウドとプライベートクラウドでは性格が異なる。それぞれに一長一短があり、いざシステム移行の検討を開始したら、結局「どちらも選べない」という現実に直面する企業は、けっして少なくないのである。

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メリットの両立を目指した第三のクラウド

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