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  • 2015/08/19 掲載
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今、世界では重厚長大な大企業でさえ、ITの力を借りて、スタートアップ流のワークスタイルを取り入れ、スピードや変化への対応力を身に付けてきている。こうした変化に追随し、そこからさらに一歩抜きん出て市場を牽引していかなければ、これからの競争を勝ち抜くことはできない。グローバルエクセレントな企業が、今なぜワークスタイルへの変革を高らかに謳い、トップ主導で取り組むのか。その中でITが果たす役割とは何なのか。一橋大学 イノベーション研究センターの米倉誠一郎氏とサイボウズ 社長室 フェローの野水克也氏が語り合った。

大企業でさえ、生き残りをかけて変わっていかざるを得ない

──米国ではゼネラル・エレクトリック(GE)などの重厚長大な製造企業も、スタートアップの働き方を採り入れて、新しいワークスタイルを確立しようとしています。米倉先生は、まずこの世界的な潮流の背景をどのようにご覧になっていますか。

米倉氏:私は大きく3つの要因があると考えています。1つめは、テクノロジーの進化が、特定の場所で仕事をするという従来のワークスタイルを完全に変えてしまったということです。企業は効率をより高めることができるようになりましたが、その中で勝ち残っていくためには、さらに速く変化に対応していくことが必要です。GEなどの模索は、まずこの点に根差していると思います。

 2つめが、やはりテクノロジーの進化によって、外の世界とも簡単に繋がることができる環境が生まれたということです。これまで自社にはなかった斬新な考え方やアイデアに触れる機会が劇的に増えました。その時に経営者が製品開発は社内の中央研究所だけでやれと言うのは、私が学生にグーグルを使わずに国会図書館の資料だけで調べろというようなもので、もはや時代遅れです。

 そして3つめが、今は人間の価値が、実は高くなっているということです。優秀な人は世界中の企業から必要とされており、企業側がそういう人たちを多岐にわたって活用していくためには、彼らが満足できるような働き方を提供しなければなりません。世界は“タレント”を巡る競争になっているのです。

 こうした観点から、今の企業は生き残りをかけて、働き方を変えていかざるを得ないのです。

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