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  • 2023/09/01 掲載

脱PPAPで両立する「安全性・利便性」、実は難問「理想的なファイル送信」の答

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パスワード付圧縮ファイルとパスワードを別々のEメールで送るPPAP(Password付ZIP暗号化ファイルを送ります/Passwordを送ります/Aん号化(暗号化)/Protocol)方式には、マルウェア感染や情報漏えいにつながるなどのリスクがあり、政府や民間企業での廃止が広がっている。PPAPの代替手法はさまざまに登場している。ここでは社外へのファイル送信について改めてルールを整理した上で選ぶためのルール整備や環境づくりについてまとめる。
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脱PPAP―機密ファイルを社外に送信する際に安全性・利便性を両立する手法
(Photo/Shutterstock.com)

外部へのファイル送信は、利便性と安全性双方が課題となる

 Eメールでのやり取りには誤送信がつきものだ。PPAPは、誤ってファイルを送信した場合でもパスワードによって情報漏えいを防げるとして始まった。また、多くのOSにはZIPファイルの圧縮・暗号化機能が備わっており、送り手も受け手も新たなIT投資をしなくても利用できる。そのためPPAPは、情報セキュリティのマナーとして浸透してきた。

 利便性が高いことから普及したPPAPだが、圧縮ファイルに対する検疫が機能しない場合があり、ウイルス感染のリスクが指摘されている。また、ファイル送信の後に同じ経路でパスワードを送信することも弱点である。経路上の情報が盗み見られていたらパスワードの意味がなく、だからといって電話やFAXでパスワードを送るとなると利便性が大きく損なわれる。

 これらのリスクや課題から、政府や民間企業においてPPAPを廃止する動きが急速に広まっている。では、セキュリティと利便性を保ちながらどのようにファイルを共有すればいいのだろうか。相手に送信しようとするファイルには、それぞれ異なる機密性・容量があり、適切な手段が求められる。

 組織としてファイルごとの送付ルールを設定し、運用することがポイントとなるのだ。本稿でPPAPの代替だけではない、最新技術を取り入れた「理想的なファイル送信手段とは何か」を考察・解説する。

この記事の続き >>
・脱PPAPは、外部へのファイル送信の規定を見直すチャンス
・外部へのファイル送信のルールを「移動」に置き換えるとわかることとは?
・受取人の端末を限定する、流出しても安全なパスワードプロトコル

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