テレワークが急増する中で顕在化してきた課題
テレワーク対応の一環として、従業員に社用スマホやタブレット端末、ノートPCを配布した企業は少なくない。このように、テレワークの浸透により各企業の利用するデバイスが増える中、PCやスマホ、タブレットの一元管理のニーズが高まっているのだ。多くの企業は、デバイスの所在場所を問わず、万全のセキュリティ対策を講じたいと考えているのだ。
しかし、社内を中心にネット環境を構築・管理してきた企業にとっては、モバイルワークやサテライトオフィスワークに対応するシステムへの移行は簡単ではない。また、社外で使われている端末は、VPN接続されていない環境下においては、操作ログなどの情報を収集できないなど、デバイス管理は一筋縄ではいかない。
そのほか、テレワークによって顕在化してきている課題として、生産性低下が挙げられる。実際にテレワークを導入後、社員の業務の効率が著しく低下するケースも出てきている。企業側だけでなく、テレワークをしている社員側からも、勤務内容を正当に評価してもらえないのではないかという不安や、コミュニケーション不足によるモチベーションの低下などを訴える声も少なくない。
これらテレワーク特有の課題に対し、企業はいかに対応していけば良いのだろうか。ここからは、テレワーク特有の課題を解決する、具体的な方法を解説する。
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・従業員のテレワークにおける不安感・孤独感調査
・「デバイスの一元管理」が求められる理由
・テレワーク特有の「働きすぎ問題」を解決する方法