モバイル端末を1台にまとめる人は仕事ができない!?
――まずは、小山社長が普段から持ち歩いているモバイル端末を教えていただけますか。
小山氏:スケジュール確認用にシャープのザウルス、iPhone、iPad、ガラケー2台の全部で5台体制です。ザウルスはもうサポートは終了していますが、スケジュールの空きを視覚的に確認できる機能が便利で、いまでも活用しています。
ザウルスで確認した予定は、Outlookに落とし、グループウェアで全社共有しています。2台あるガラケーのうち1台は電話をかけるための専用機で、このガラケーやiPhoneにかかってきた電話には一切出ません。私宛の電話は、もう1台のガラケーにくるように決めてあります。
――たくさんのモバイルをお持ちですが、それぞれの端末にルールを決めて使い分けているんですね。なぜ1台の端末にまとめないのでしょうか。
小山氏:モバイル端末を1台で済ませるのは、仕事ができない人かヒマな人です(笑)。電池がなくなったら使い物にならないし、メールしながらスケジュールを確認するといった並列での仕事ができないでしょう。
――小山社長は、著書の中で「増収増益をしたければ残業を減らせ」とおっしゃっています。武蔵野はITを活用して残業を減らしたそうですが、社員にITを活用させるコツは何でしょうか。
小山氏:その前に、残業のある会社とない会社では、どちらの方がいい会社だと思いますか。
――ない会社だと思いますが……
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