少子・高齢化による労働力人口の減少は、建設業界にも深刻な影響を与えている。そこで期待されているのが、ICTを活用した建設業の合理化だ。国土交通省は「i-Construction」というプロジェクトを推進し、2025年までに建設現場の生産性を2016年対比で20%高めることを目指している。ICTの活用は建設現場だけに限らない。たとえば建設業の営業は「人をどれだけ知っているか」が重要視される。人脈の多さがプロジェクトの成否を決めるからだ。ところが、営業担当者は重要な情報をため込む傾向も強いという。建設業界をよりよくするためにITには何ができるだろうか。