インシデント件数50%減、コスト約2億円減、AIによる「運用DX」がもたらした効果
ハイブリッド・マルチクラウド環境を構築する企業が増えるのに伴い、インフラ環境の複雑化による、運用・管理負荷の増大という課題が浮かび上がってきた。従来のアプリケーションの監視とインシデントの対応を行う一連の個別ソリューションでは、多くの手作業が必要となり、また、インシデントの原因に対する対応策も限られたものしか得られない。そこで解決のカギとなるのがAI(人工知能)を活用することだ。本書は、AIを活用した運用・管理ソリューション「IBM Cloud Pak for Watson AIOps」と「Instana」を導入した企業4社を対象に、大手調査会社のフォレスターが調査を実施。コスト削減と事業の利益向上につなげた取り組みのポイントを解説する。