- 2006/06/19 掲載
東芝、特定用途向けIAサーバー「MAGNIA Z330S」 2機種を発売
東芝は、IAサーバ「MAGNIA Z330S」の特別モデルとして、制御機器への組込みなどの特定用途向けに耐環境性を強化したフラッシュドライブ搭載モデルと、温度環境条件5~40℃対応モデルの2機種を商品化し、本日から販売を開始すると発表した。
フラッシュドライブ搭載モデル「MAGNIA Z330S/Fモデル」は、HDDのかわりにフラッシュドライブを搭載したモデル。記憶装置をHDDよりも障害率の低いフラッシュドライブに置き換えることで、より高い信頼性を実現することができる。またフラッシュドライブは温度、振動、粉塵などの耐環境性についてもHDDより高い信頼性を備えている。これらの特長により、通信機器や制御機器への組込みなど高信頼性が要求される用途へ活用できる。
温度環境条件5~40℃対応モデル「MAGNIA Z330S/Tモデル」は、一般用途向けIAサーバの温度環境条件(10~35℃)に対し、上下それぞれ5℃のマージンを拡大し、5~40℃の範囲での動作を保証したモデルである。装置や特殊な筐体への組込み、無人室での24時間稼動、製造ライン等の高温環境での利用など、一般用途向けIAサーバの温度条件を越えた環境への設置ができる。
新製品2機種のベースとなる「MAGNIA Z330S」は、本年1月に販売を開始しており、徹底した高密度設計により2Uハーフサイズ(幅233mm、高さ99mm)の省スペース性を実現するとともに、RAIDコントローラ、ホットプラグ対応HDD、1000BASE-T LANインタフェース2ポートなど、高い性能と信頼性を実現する充実した仕様を搭載している。
それにより、SOHOや小規模な部門向けのファイル・プリントサーバ、メールサーバや、省スペース性が求められる各種コントローラなどの制御機器への組込み、店舗などに設置するアプライアンスサーバとして好評だという。さらに長期にわたるシステム導入にも安心して利用できるよう、製品供給期間を一般用途向けIAサーバより長い2年間(2008年2月まで)とし、さらにご希望のユーザには1年間供給期間を延長し、最大2009年2月までの3年間出荷に対応する。
今回この「MAGNIA Z330S」シリーズに、一般用途向けIAサーバでは対応できない特殊な環境での使用を前提とした2つの特別モデルを追加することで、より広いニーズに応えていくという。
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