ユニテックスは、EMCと販売パートナー契約を締結。その第一弾としてコスト・パフォーマンスに優れたエントリー・レベルのネットワーク・ストレージ・システム「EMC CLARiX AX150/150i」の販売を開始ると発表した。

　「AX150/150i」は、iSCSIに対応したネットワーク・ストレージ。ディスクを簡単にネットワーク化でき、ストレージ統合を低価格で容易に実現する。「AX150」はファイバ・チャネル接続、「AX150i」はiSCSI接続である。SATA（シリアルATA）IIディスクを使用し、大容量と低価格を同時に実現しているという。

　中小企業(SMB)は、従来、サーバごとにディスクをUSBあるいはSCSIに接続してばらばらに使用しているケースが多く見られる。また、システムではディスクが足らず、別のディスクではディスクが余っている、耐障害性が脆弱、バックアップを個々にとっているためコストと手間がかかるといったさまざまな問題をかかえている。こういった課題を「AX150/150i」は、一挙に解決するという。

　これのメリットは、ディスク利用効率の向上や管理費用の削減といった点が挙げられる。また、エントリー・レベルにもかかわらずEMCの培ってきたノウハウをつぎ込み、容易なインストールと操作性、高い耐障害性を実現している。250GBまたは500GBのディスクを3台から12台まで追加していくことにより、750GBから最大6TBまでの容量をカバーする。