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  • 2011/10/04 掲載

カレログ騒動から読み解く、スマホの私物持ち込みと業務用監視ツールの使い方

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8月末から「カレログ」というスマホ利用者の監視ができるアプリの問題が大きな注目を集めた。一方で、企業ネットワークをみると、同様な、あるいはそれ以上の機能を持つ業務用の監視ツールは以前から存在していた。対象は社用のPCなどであったが、最近では私物のスマホを持ち込むことを許可・推奨するBYOD(Bring Your Own Devices)といった流れもある。大企業でも私物と会社のITが曖昧化する中、企業の業務用監視ツールの適正利用について考えてみたい。

執筆:フリーランスライター 中尾真二

執筆:フリーランスライター 中尾真二

フリーランスライター、エディター。アスキーの書籍編集から、オライリー・ジャパンを経て、翻訳や執筆、取材などを紙、Webを問わずこなす。IT系が多いが、たまに自動車関連の媒体で執筆することもある。インターネット(とは言わなかったが)はUUCPのころから使っている。


「カレログ」以上の機能を備える業務アプリ

 「カレログ」というアプリが、使い方によっては非常に悪質な個人情報収集プログラムとして機能するとして問題になった。セキュリティベンダーによっては、このスマートフォンアプリをスパイウェアとして認識する措置をとったり、開発ベンダーが機能の改修や謝罪に追われるなど、ちょっとした騒動に発展した。

 このアプリはインストールしたスマートフォンの位置情報、電池の残量、通話記録、アプリ一覧などをメールなどで知らせてくれるというもので(現在は提供を中止)、端末使用者の許可なくインストールすることを推奨する動きなどと相まって、プライバシー侵害や不正指令電磁的記録供用罪に該当する可能性があったことなどが問題視された。

 セキュリティに携わる人間なら、これらの機能を聞いて2つの類似のソフトウェアを思いつくのではないだろうか。ひとつは言うまでもなく、PCやスマホなどに感染して情報を漏えいするマルウェア。もうひとつは業務PCやスマホの管理・監視ツールである。

従業員の行動監視に使われる監視ツール

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