- 2024/05/16 掲載
JR東海、井戸の水位低下確認=リニア工事原因か、対策急ぐ―岐阜県瑞浪市
リニア中央新幹線の「日吉トンネル」の掘削工事が行われている岐阜県瑞浪市で個人宅の井戸など14カ所で水位が低下していることが16日、分かった。JR東海はリニア工事が水位低下に影響した可能性があるとみて、代替の水源確保などの対応を取る。工事については周囲への影響を確認しながら続ける方針だ。
岐阜県の古田肇知事は「住民生活に直結する問題であり、県としても強い懸念を抱いている」とのコメントを公表。JR東海に対し、必要な対策を早急に講じるよう求めた。
JR東海によると、今年2月下旬、観測用に設置した井戸で水位の低下を把握した。その後、瑞浪市の32カ所を調べたところ、共同水源や個人宅の井戸など14カ所で水位の低下が確認された。一部は枯渇して使用できなくなっているため、代替の水源として上水道の工事などをJR東海の負担で進める。
【時事通信社】 〔写真説明〕掘削が始まったリニア中央新幹線の日吉トンネル=2019年11月、岐阜県瑞浪市
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