• 2006/12/14 掲載

【CIOインタビュー】 神戸製鋼「深く穴を掘ろうと思うなら、広く掘らなければならない」

企業を強くする情報システムリーダーとは? 毎週木曜更新中!

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神戸製鋼で、企業の変革を支えるIT活用を進めてきた情報リーダーが考える「システム部門の役割」とは何か。「情報を扱うトップの人間に求められる条件」とはどのような点にあるのか。今回の情報リーダー研究では、神戸製鋼所のIT企画室長である林 高弘氏へのインタビューをお届けする。
【マネジメント】『情報リーダー研究』神戸製鋼所 IT企画室長 林 高弘氏
神戸製鋼所 IT企画室長
林 高弘氏

林 高弘
(Takahiro Hayashi)
神戸製鋼所
IT企画室長

1986年、大学卒業後、神戸製鋼所へ入社。
入社以来、IT部門、経営企画部門に在籍、数多くの社内システム構築プロジェクトを主導。
最近では連結システム構築やIP電話導入など、グループ経営に寄与するシステム構築を進めている。



常にIT化の先を読む革新的な取り組みを実施


 KOBELCOブランドで知られる鉄鋼大手メーカーの神戸製鋼所。KOBELCOの名は、日本国内はもちろん、海外市場向けのあらゆる製品やサービスに使用されており、全世界で多岐にわたる事業を展開する同社の顔ともなっている。2005年に創業100周年を迎えた神戸製鋼所では、主軸となる鉄鋼部門のほか、溶接、アルミ・銅、機械エンジニアリングなどの主力製品別にカンパニー制を導入。これが、各分野で世界一あるいは世界初を誇る、先進的な技術や製品を提供し続ける原動力となっているともいえよう。

 その神戸製鋼所で1986年の入社以来、システム担当として長年同社のIT整備に関わってきたのが、IT企画室長の林高弘氏だ。生産や出荷のシステムから、経理や人事といった業務システムの構築、全社的なインフラの企画に至るまで、同社の情報基盤の確立に貢献してきた林氏が今取り組んでいるのが、IP電話の導入プロジェクトである。導入に至った経緯について、林氏は次のように振り返る。

「当社にもかなり苦しい時期があり、設備投資がままならないことが続いていました。生産設備への投資を優先した結果、電話設備が老朽化してしまっていたのです。中には15年~20年使用しているものもあります。最近では保守部品も少なくなる一方で、このまま使用し続けるわけにはいかなくなってきたんですね。」

 そこで、単に古いものを新しくするのではなく、コスト削減や利便性の向上を目指して、2004年、最新技術を使ったIP電話の導入に向けた取り組みがスタートした。現在は各拠点での導入を進めている段階だ。本社ではさらなる利便性の向上を図るため、固定電話と携帯電話の融合を進めており、導入が完了すれば携帯電話が内線電話としても使えるという。一方、東京本社では、固定電話と携帯電話を完全に統合し、携帯電話1本で業務が行えるようになる予定だ。

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