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  • 2024/05/10 掲載

知らないと“損しかしない”生成AI「7つ」の活用リスク、覚えておくべき対策とは?

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登場以降、企業における活用が本格化している生成AI。登場してまだそれほど時間が経っていない技術でもあるため、どのように活用を進めるか苦戦する企業も数多い。企業における生成AI活用のメリットに加え、活用における「7つ」のリスクとその対策について、ガートナーが解説する。
執筆:フリーライター 岡崎勝己

執筆:フリーライター 岡崎勝己

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生成AI活用におけるリスクとメリットを解説する
(出典:ガートナー 2023年12月)

生成AIの活用はすでに企業の「過半数」?

 2023年のIT領域における一番の話題は、何といってもChatGPTに代表される生成AIの急速な利用の広がりだろう。

 ガートナーがエグゼクティブを対象に実施した調査によると、生成AIを「試験運用中」あるいは「本番稼働中」との回答は2023年4月時点の19%から同9月には55%に達している。これほど急な新技術の企業での利用の立ち上がりは、まさに異例中の異例だ。

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生成AIを「試験運用中」あるいは「本番稼働中」と答えた企業は55%に達している
(出典:ガートナー 2023年12月)

 ただし、生成AIやChatGPTに関しては現状、誤解も少なからず見受けられる。そうした誤解について、「これまで馴染みが薄く、技術的にも複雑なため仕方がない面もありますが、誤った認識での利用は失敗の元凶です」と話すのは、ガートナー シニア ディレクター アナリストのクリス・ソンダーソン氏だ。

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ガートナー
シニア ディレクター アナリスト
クリス・ソンダーソン氏

 ソンダーソン氏によると、ガートナーの調査では、生成AIの利用(予定を含む)が多い部門は「IT」や「顧客サービス」、「マーケティング/営業」などだという。

 では、これらの部門において具体的にどんな活用がなされているのだろうか。

生成AIが「人材定着」に役立つワケ

1ページ目を1分でまとめた動画
 まずはIT部門における生成AI活用では、コード生成によるソフトウェア開発の支援や、I&O(インフラ&オペレーション部門)でのIaC(Infrastructure as Code)による基盤整備のほか、生成AIのパターン認識能力の高さを生かした異常検知や脅威管理などの情報セキュリティの確保などで活用が進んでいる。

 他部門に目を転じると、顧客サービス部門ではチャットボット利用による顧客対応の自動化/効率化/高度化や、マーケティング/営業部門では広告コピーなどの自動生成などが多く挙げられている。

 そのほか生成AIは、従業員の生産性に大きく寄与するともソンダーソン氏は話す。また、各種成果物を生成AIによって共有でき、情報やスキルの共有にも役立つため、それだけ働きやすくなり、人材定着にも貢献するという利点もあるという。 【次ページ】生成AI活用で発生する「新たな業務」

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