「DL Pad」は、Windowsベースのペンタッチ操作が可能な12.1型の液晶パネルを採用したスレート型PCで駆動時間は7時間。2012年8月に稼働予定の「新・生涯設計eNav!t（イー・ナビット）システム」向けに納入する。

　第一生命の生涯設計デザイナーと呼ばれる営業職員が顧客に提供する提案書や確認用資料での利用を見込んでおり、「紙と同等の使い勝手」を目指したという。さらに、300万画素の内蔵カメラによる手続き書類の撮影やモバイル機能を利用したリモート面談業務、電子署名による手続きの導入なども見込んでいる。

　また、万が一、端末が盗難や紛失にあった場合でもモバイルネットワークを利用した遠隔操作により、電源オフの状態からパソコン操作ロックやデータ消去が行える仕組みがある。

　インテグレーションや筐体の提供は富士通が手がけた。「DL Pad」の開発から製造まで日本国内で生産体制を構築したという。