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2013年11月11日

スマート・マシンとは何か?アマゾンも活用する自律型マシンがもたらす5つの影響

人間しかできないと思われていたことを自律的に成し遂げる「スマート・マシン」が既に社会を変えつつある。アマゾンが自社の物流倉庫で利用しているマシンのほか、グーグルやトヨタなどが開発する自律走行車などもその一端と言える。そもそもスマート・マシンとは一体何なのか、企業にどのような影響をもたらすものなのか、そこにどのようなビジネスチャンスとリスクがあるのか、そしてCIOは今、何をなすべきなのか。米ガートナー リサーチ部門のトム・オースティン氏が語った。

執筆:西山 毅

スマート・マシンとは何か?“4つの力”が牽引力

 Gartner Symposium/ITxpo 2013に登壇した米ガートナー リサーチ部門 バイスプレジデント兼ガートナーフェローのトム・オースティン氏はまず、スマート・マシンとは何かについて説明した。

「スマート・マシンとは、“自律型”で行動し、人間の行動領域に対して侵入するもので、これまで人間にしかできないと思っていたことを実行するマシンだ」

 具体的には、自己学習を行い、結果から学んで独自のルールを生成し、データを基に仮説検証を行い、さらにはまだ予測されていなかった状況を検知していく。それは人間の行動を単に模倣するということではなく、またあらゆる場面で完璧なものというわけでもない。ある1つの特定領域でのみ秀でていればよく、特異性や普遍性も不要だが、「自律的でなければスマートとはいえない」。

 こうしたスマート・マシンを実現するためには、人工知能や自然言語処理など、さまざまな分野の技術が利用されることになる。

「我々は1960年代からスマート・マシンが出てくるのを待ち望んでいた。そして60年が経ち、今4つの力が組み合わさることで、ようやくスマート・マシンが現実のものとなった」

 その4つの力とは、1つめが高性能なハードウェア、2つめがハイパフォーマンスなネットワーク、3つめがディープ・ラーニングやNLP(=Neuro-Linguistic Programming:神経言語プログラミング)などの新しいアルゴリズム、そして4つめが膨大な数のコンテンツだ。「この4つの力が牽引力となり、ようやくスマート・マシンが構築できるようになった」のである。

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スマート・マシンを実現する4つの新しい力

(出典:ガートナー)


【次ページ】アマゾンは既にスマート・マシンを活用

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