• 2014/07/08 掲載

新社名は「Eteris(エタリス)」、東京エレクトロンと米アプライドマテリアルズ統合で

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
記事をお気に入りリストに登録することができます。
東京エレクトロンと米Applied Materials(アプライド マテリアルズ、以下AMAT)は8日、両社の経営統合により誕生する新会社の社名を「Eteris」(エタリス)にすると発表した。東京エレクトロンとAMATは2013年に経営統合を発表。2012年の半導体製造装置市場で世界1位(AMAT)と世界3位(東京エレクトロン)による大型合併として注目されていた。
photo
Eteris(エタリス)の新ロゴ
 エタリスはオランダに新設。持株会社となり、今後数年間は東京エレクトロンとAMATそれぞれが独立性を維持しながら事業を運営する。

 新会社株の保有割合はAMAT株主が約7割、東京エレクトロン株主が約3割になる見込み。6月に開催された両社の株主総会では、東京エレクトロンにおいては議決権行使数の約95%、アプライド マテリアルズにおいては議決権行使数の約99%の賛成によって経営統合に関する議案が可決されていた。

 エタリスでは、東京エレクトロンの代表取締役会長兼社長である東哲郎氏が会長に、AMATの社長兼CEOであるゲイリー・ディッカーソン氏がCEOに就任する。

 東哲郎氏は「私たちが選んだ新社名は、東京エレクトロンとアプライド マテリアルズのこれまでの素晴らしい歴史を引き継ぐものであり、両社が単純に一つになる以上の意味をもっています。昨年の経営統合の発表時に、今回の統合は業界にとっても重要なステップであるということを申し上げましたが、Eterisは、人々の暮らしをより豊かにする技術革新を創出し、実現するという未来へのコミットメントを表しています」との声明を発表。

 ゲイリー・ディッカーソン氏は、「Eterisは革新的かつ先進的で、そのロゴは拡大する将来性や革新と成長の時代の推進を象徴しています。経営統合の完了後は、新しい会社名およびミッションとビジョンのもと迅速に行動し、新会社における戦略の実行と価値の創造に注力してまいります」と述べている。

 東京エレクトロンとAMATは長年競争関係にあったが、PC・スマートフォン・タブレットなどのモバイル機器の飛躍的な進歩や技術革新スピード、技術の複雑多様化、コスト要求の高まり、さらにオランダのASMLなどとの競争激化などもあって経営統合を決めていた。

 新社名は、「お客さまと業界を前進させていく、私たちの革新的技術へ取り組む姿勢を表しています。Eterisは、世界にポジティブな影響を持続的に与えることを最も大切にします」としている。

 東京エレクトロンとアプライド マテリアルズの経営統合は、各国における関係当局による審査を含む、経営統合契約に定められている各種の条件を満たすことを前提として、2014年後半に完了する見込み。

関連記事

関連タグ

関連コンテンツ

あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます