「kintone」では、発売当初より営業支援システムとして使われるケースが多かったという。そこで6月の「kintone」アップデートにてリリースしたプラグイン機能と、今回の「Garoon」アップデートにより、「kintone」と「Garoon」スケジュール機能の連携を実現した。

　ここでいうプラグイン機能とは、複数のJavaScriptファイルをまとめたものを「kintone」アプリに適用でき、かつGUIの設定画面も作成できる機能。開発コスト削減、ユーザー側でのメンテナンスコスト削減が実現できる。

　今回、「kintone」内のレコードと「Garoon」の関連するスケジュールが連携できることで、どちらの画面からでも必要な情報を確認できるようになる。たとえば、「Garoon」のスケジュールに登録した訪問予定に「kintone」の案件情報を表示させる、あるいは「kintone」の案件管理アプリから「Garoon」の訪問履歴を確認する、といったことが可能になる。


　高額なカスタマイズ費用をかけなくても、営業支援システムとしての利便性を向上させることができるという。

　さらに2015年1月の「kintone」アップデートにて、任意プラグインの読み込み機能をリリースする予定という。また、「cybozu.com developer network」にてプラグイン開発のドキュメントを一般公開し、サイボウズ以外からのプラグインの開発・提供を可能にする。業務ニーズに合わせた機能拡張や、他サービスとの連携ができるプラグインを開発することで、課題解決のためのソリューションを迅速に提供できるという。