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2017年04月18日

ドローン・ジャパン 春原久徳氏が解説

ドローン勢力図は描き変わるのか? ドローン界のApple VS Androidの行方やいかに

いま、ドローンのビジネス利用はどんどん進んでいる。ハードとしてのドローンの進化もさることながら、ドローンを活用したサービス、また、そのサービスを支えるビジネスも勃興している。ドローン市場は5年後には4倍に成長すると予測され、さらにそれを支えるテクノロジーは3つの方向に分かれ始めた。これからのドローンビジネスはどうなっていくのか? ドローン・ジャパン 取締役会長であり、セキュアドローン協議会会長を務め、ドローンコミュニティ「ドローンクラスター」を主宰する春原 久徳氏が解説する。

執筆:吉田育代

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ドロ―ン・ジャパン 取締役会長
セキュアドローン協議会 会長
ドローンコミュニティ「ドローンクラスター」主宰
春原 久徳氏


ドローン市場は5年で4倍に成長、成長の中心はサービス市場

 ドローン・ジャパンでは、ドローンの業務活用に関するコンサルティグ、ドローン技術者育成のための教育サービス、ドローンによる農業サービスを展開している。なかでも、「ドローンソフトウェアエンジニア養成塾」と呼ばれる教育サービスは、ドローンを取り入れるためのソフトウェア開発技術者を育成するもので、今のところ日本で唯一同社だけが提供しているものだという。

 現在、ドローンビジネスはコンシューマー用から産業用へと大きく舵を切りながら、急速に立ち上がっているさなかである。図1はドローンの活躍が期待されている分野とその詳細だが、農林水産業から、土木・建設、物流、医療、エンターテインメントまで非常に幅広い。

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図1:ドローンの活躍が期待される産業分野とその詳細


 2017年3月にインプレス総合研究所が発表した最新のドローン市場予測によれば、ドローンビジネス市場規模は2017年度は533億円、5年後の2022年度にはその約4倍の2,116億円に達すると見込まれている(図2)。

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図2:ドローン市場予測


 中でも、サービス市場の伸びが1,406億円と大きい(2016年度の約9倍)。サービス市場とは、ドローンソフトウェアが中核をなすところだ。

ドローンにおけるプログラミングの重要性

 では、ドローンとソフトウェアはどのような関係にあるのだろうか。

「ラジコンにはどこにもソフトウェアが介在する余地がありませんが、ドローンにはフライトコントローラーという組み込みプログラムが搭載可能です。これが最大の違いで、ドローンをロボット化可能な理由でもあります」(春原氏)

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図3:ラジコンヘリとドローンの違い


 フライトコントローラーとは、各種センサーを内蔵し、そこから得たデータを元に機体姿勢を計算、モーター回転を制御する役割を持つプログラムである。

 ドローンにはこのフライトコントローラーを含め、4つの分野でソフトウェア開発、つまりプログラミングの余地があるという(図4)。

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図4:ドローンソフトウェア開発で行えること


 フライトコントローラーで行う機体制御、コンパニオン・コンピューティングと呼ばれるさらに高度な航行支援、自動航行や搭載カメラ制御などを実現する地上側のアプリケーション、管制や航行管理までを視野にいれたクラウドシステムがそれらである。ただし、これらは現時点での通信速度およびコストと航行安定性を考慮に入れた上での相対的な棲み分けで、この先の技術革新でいくらでも変わりうるようだ。

【次ページ】ドローン界のApple VS Androidの行方やいかに

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