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  • 2007/04/06 掲載

【連載】ナラティブマーケティング:第12回 ポストモダン/動物化と呼ばれる消費の形(2/2)

毎週金曜日連載

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共通するのは強い形態の提示と意味の発見を消費者に委ねている点

 これらに共通しているのは、知識や謎、笑いという強い形態を提示することで、その意味を消費者に発見させようとしている点である。とはいえ、それらには意味はなく、どんなに意味探しに奔走しても、結局見つからない。そうなると、消費者は意味探しに飽きてしまい、その反動として明確な意味を持つものに反応するようになる。こうしてこの連載の当初から指摘している意味重視の消費に変わってきたのである。

 とはいえ、単なる諦念(ていねん)から意味重視に変わったのではなく、意味をしっかりと見つけられる装置(成熟したインターネット)が登場したこと、8回目で指摘したサプライヤの健闘などが大きな役割を果たしている。

 次回は、この中でも最も影響の大きいインターネットの成熟が、意味重視の消費にいかに関係したかを述べることにする。



村山涼一

中央大学法学部法律学科卒。オリコミ(現オリコム)、講談社、NTTアド、東急エージェンシー、旺文社を経て、現在フリーマーケティングプランナー。現在は、企業のマーケティング業務をアウトソースで請け負い、プランニング、コンサルティング、組織構築、社員教育などを行っている。



NTTコム、ドコモ、オリンパス、東京ガスの研修で採用された大ヒット商品ガイド。「必要なのは才能より技術」であると謳う村山式メソッドのコンプリートガイド


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