【2010年09月03日 00時00分 更新】

アメリカン・エキスプレス・アカデミー2010 2日目レポート

【田中 均氏、田島英明氏登壇】グローバル競争に勝ち残るための交渉術と実行力とは

日本のリーダーシップを育成するため、アメリカン・エキスプレス財団らが主催しているプログラム「アメリカン・エキスプレス・アカデミー2010 〜若手起業家のためのリーダーシップ育成プログラム〜」。2010年6月25日、26日の2日間にわたって開催され、今回は2日目のレポートをお届けする。かつて外務省に36年間勤務し、北朝鮮との拉致問題の交渉等を担当した田中 均氏、アメリカン・エキスプレス・インターナショナルという巨大なグローバル企業内で社内ベンチャー的な事業を担当した田島英明氏により、2日目はより実践的な手法に関する話題を中心にプログラムが進められた。

外務省に36年勤めた外交のプロが教える交渉術

 プログラムはまず前日のレビューからスタートし、続いて講師を招いてのセッションへと進んだ。2日目の最初の講師として紹介されたのは、財団法人日本国際交流センター シニア・フェローの田中 均氏。田中氏はかつて外務省に36年間勤務し、北朝鮮をはじめ各国を相手に困難な交渉を行ってきた経験を持っている。その経験を元に、参加者に向けて交渉において重要なポイントについて、講演を行った。

 まず田中氏は、自身の経験の中から3つ、交渉の実例を挙げた。ひとつは1980年代に米国と行った経済交渉、もうひとつは1990年代に同じく米国と行った日米安全保障交渉、そしてもうひとつは北朝鮮と行った拉致問題に関する交渉だ。それぞれについてどのような交渉を展開したのかを簡単に紹介し、交渉における重要なポイントを解説していった。

 「交渉には重要な要素が5つあります。『確信』、『情報』、『力』、『Win-Winの絵を描けるか』、『個人としての信頼関係を築けるか』」(田中氏)

 次ページ >>  田中 均氏が語る、交渉において重要な5つのポイントとは?



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