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- 2011/08/30 掲載
デジタル・マーケティングによる利益最大化の可能性──米コムキャストの活用事例から学ぶ
アドビのビジョンはデジタル・エクスペリエンスを変化させること
先日、アドビ システムズ(以下、アドビ)の「Adobe Online Marketing Suite」(旧Omniture製品)を導入、または検討しているユーザーを対象に、「アドビ イノベーションフォーラム2011」が開催された。Adobe Online Marketing Suiteは、15個以上の製品(日本では10製品)が連携したスイートとしてまとめられたもので、顧客データを最大限に活用して広告投資とコンバージョンを最適化できるソリューションである。またオンライン解析やマルチチャネル解析により、サイト訪問者の行動を分析することが可能となっている。情報爆発の時代に利益を最大化させるため、デジタル・マーケティングの可能性を探る本フォーラムの基調講演には、まず米Adobe Systemsから、オムニチュアビジネスユニット ジェネラルマネージャー兼シニアバイスプレジデントのブラッド・レンチャー氏が登壇した。
ブラッド氏は「デジタル・マーケティングの大きなポイントは、データを取得することでなく、そのデータのパワーにある。我々はデジタル・マーケティングの攻略本を書いているのだ」と説く。すなわち既にある膨大なデータから、その文脈を理解することによって、ユーザーがどのような行動をとっているのかを割り出すことにあるわけだ。
たとえば先般行われた女子サッカーワールドカップ決勝、なでしこジャパンの試合では、900万人のユーザーが毎秒7196件という速さでTwitter上からつぶやいたという。これは記録的な数字であり、いかにユーザーがデジタルで関わりを持ちたいかという表れであり、またさまざまなチャネル/デバイスで実行された点がより興味深い。特に日本市場ではスマートフォンやモバイル端末のユーザーが多く、ユーザーとマーケッターの関わりを大きく変えているのだ。いつでも、どこでも携帯できるモバイル端末のほうがPCよりも売れる逆転現象が起こり、SNSでも新しいビジネスモデルが登場している。
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