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後発だからこそ…「GMOあおぞら」がメインバンク増加率1位になれた“逆張り戦略”
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後発だからこそ…「GMOあおぞら」がメインバンク増加率1位になれた“逆張り戦略”

規模でも知名度でも先行組が強い銀行業界で、後発プレイヤーはどうすれば選ばれるのか。GMOあおぞらネット銀行が掲げたのは、“逆張り”の発想だった。そこには、後発の銀行だからこその打ち手と、時代の変化を見据えた一貫した考え方があった。法人口座20万件・預金残高1兆円超を事業開始から7年目で達成したその急成長を支える企業姿勢と躍進の軌跡を小野沢宏晋氏が語る。

ITベンダー出身者が銀行に飛び込んで作りたかった「理想の銀行」

 外資系ITベンダーから、なぜ銀行に転身したのか。この問いに対して、小野沢氏はシンプルな答えを示す。

「銀行は預金が利益を生む、極めて効率的なビジネスモデルであること。そして銀行サービスは、社会に不可欠でなくならないという確信。それに加えて、自身が思い描いてきた銀行の“理想形”を自らの手で実現したいという気持ちからです」(小野沢氏)

 テレホンバンキングの登場からインターネットバンキングの普及まで、金融機関向けにITソリューションを提案し続け、理想の銀行を自らの手で実現すべく、ベンダーではなく当事者(銀行)の立場で挑戦したいという思いから、GMOあおぞらネット銀行へ転身した。

 GMOあおぞらネット銀行は、あおぞら銀行の「銀行経営ノウハウ」とGMOインターネットグループの「テクノロジー」を掛け合わせたジョイントベンチャーとして2018年に事業を開始した。スタート時から掲げるビジョンは「すべてはお客さまのために。No.1テクノロジーバンクを目指して」。このビジョンはトップダウンではなく、異なるバックグラウンドを持つ事業開始時のメンバーが、議論を重ねて自ら作り上げたものだという。

 しかし、出発点は決して順調ではなかった。個人向けサービスで金利やポイントを使って集客したものの、特典期間が終われば顧客は離れていった。「利得性を主眼とした販促手法だけではお客さまに使い続けていただけない」という現実に直面した同行は、2021年、実際に同行を利用する顧客の特性を分析し、法人戦略に完全に特化するという大きな方針を打ち立てた。

この記事の続き >>

  • ・後発ながら成長できたのは「表に出ない」から?逆張り戦略の核心に迫る

    ・毎月“1万社”、新設法人の約半数を引き寄せる、創業法人向けサービス設計

    ・AIに選ばれる銀行とは何か?金融の“次の勝ち筋”とは

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