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“AI導入”だけでは会社は変わらない…ふくおかFGが挑む「AIファースト」の組織変革
AIを導入したものの、小粒な業務効率化に留まり本質的な変革に至らない――多くの企業が抱えるこの難題に、地域金融最大手・ふくおかフィナンシャルグループ(FFG)はどう立ち向かっているのか。本稿では、執行役員の武重太郎氏の講演をもとに、FFGのDX戦略を支えるAI、内製開発、組織・人材の取り組みを紹介する。業務や組織をAI前提で再設計する「AIファーストの組織変革」と、その実現に不可欠な行動変容をどう進めているのか。なぜ「AI導入」だけでは金融DXは進まないのか
既存の業務プロセスはそのままに、一部の作業だけをAIに置き換えるアプローチでは、せいぜい100人で担っていた業務が90人に減る程度にとどまり、組織の競争力を根本から引き上げるような本質的な変革には結びつかないからだ。
こうした構造的な限界に対し、ふくおかフィナンシャルグループ(FFG)で全社DXを牽引する武重太郎氏は、単なる技術導入から脱却し、組織の行動や人とAIの役割を再定義することこそがDXの本質であると訴える。同社では、DX戦略を実現するうえで「AI」「内製開発」「組織・人材」を重要なテーマとして位置づけている。
目指すのは、単にデジタルツールを増やすことではなく、環境の変化を捉え、組織として学び、実行し続けられる力を高めることだ。そのうち、AI時代の業務・組織のあり方として打ち出しているのが「AIファーストの組織変革」である。AIと人の役割を再定義し、業務や組織そのものをAI前提へと変えていく考え方だ。
だが、どれほど高度なAIやシステムを揃えても、現場の「行動変容」が起きなければ成果は生まれない。AI前提の組織へと脱皮するために、金融DXの最前線でどのような具体策が打たれているのだろうか。
この記事の続き >>
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・DXを阻む「企業構造の壁」の正体
・AIと内製化を支える3つの仕組み
・なぜ「組織」と「中長期」が重要なのか?
・FFGが描く営業現場と人材活用の次の形
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