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5年後、預金と顧客を奪われる? 伝統金融を揺るがす「オンチェーン金融」の衝撃
ブロックチェーン上で資産と決済を一体処理する「オンチェーン金融」の実用化が海外で急進している。SBIグループのブロックチェーン・Web3のリサーチ企業、HashHub代表取締役社長の加藤諒氏は、海外メガ金融機関が抱く「5年後に顧客や預金を奪われる」という焦燥を指摘する。伝統金融の基盤を切り崩すテクノロジーの“真の脅威”とは何か。日本企業が取るべき生存戦略への手がかりを探る。実証実験の段階は終了…急進する「オンチェーン金融」の覇権争い
「現地では、100人以上の機関投資家や投資銀行などの金融関係者らと実務目線で対話をしました。そこで『トークナイゼーションが本当に起きるか』といった議論は一切ありませんでした。議論の焦点は、『その中で自社がどのポジションを取り、どの役割を果たすか』──に集中していたのです」(加藤氏)
さらに加藤氏は、あるグローバル投資銀行の幹部から投げかけられた生々しい言葉が印象に残っているという。
「『トークナイゼーションを支えるプラットフォームや主要プレーヤーを今のうちに自社へ取り込まなければ、10年後には、逆に自分たちが買収されるか、相手の陣営に取り込まれてしまうかもしれない』と、それほど強い危機感を抱いていました」(加藤氏)
では、海外の金融機関をここまで駆り立てる「オンチェーン金融」の実力とは、どれほどのものなのか。すでに米国債を担保とするレポ取引では、分散型台帳を使った取引額が月間7.5兆ドルに達している。もはや実証実験でも、遠い未来の構想でもない。世界最大級の金融市場で起きている“驚くべき現実”を、具体的な事例から見ていこう。
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・JPモルガンも参戦、「金融の心臓部」で起きている異変
・顧客も預金も流出?米銀行界が恐れる「5年後」の現実
・「即時決済」は本質ではない、オンチェーン金融の“真の凄み”
・「自社開発は必ずしも必要ない」地銀がオンチェーン金融で“大化け”する方法
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