なぜ某大手保険会社は「VDI」をやめた?コストも監査対応も激変した“ある方法”とは
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金融IT現場を蝕む「ジレンマ」
特に、金融業界で50%を超える高い導入率を誇る「VDIやシンクライアント」は、高額なサーバ投資や運用コストが経営を圧迫する一方、ユーザーからは「起動が遅く、移動時にセッションが切れて業務が中断する」「Web会議アプリがまともに動かない」といったパフォーマンスへの不満が絶えない。
また、一般的な「ハードウェア暗号化(BitLockerなど)」も脆弱性の存在が懸念され、紛失時に漏えいの有無を100%証明できない。事故のたびに原因究明やフォレンジック調査、チェックリストへの監査対応に追われるIT部門は、疲弊しきっているのだ。
こうした中、「端末内にデータを残さないポリシー」を守りつつ、コスト・性能・レジリエンスを同時に成立させることはできないのだろうか。それを実現するには、下記がポイントになる。
- (1)「侵入されないこと」を前提とする防御を諦め、侵入される前提(Assume Breach)のレジリエンスに注力する
- (2)データを「暗号化して隠す」のではなく、データの「意味そのものをなくす(無意味化)」という逆転の発想
- (3)万が一の紛失・盗難時にも、情報漏えいを成立させず、速やかに「物損事故」として処理できる証跡の確保
ここからは、これらポイントを満たす具体的な構成・方法について見ていきたい。
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・FFIEC CATの終了と金融庁ガイドラインが示す「CRI Profile」という新常識
・金融IT実務を蝕む「VDIコスト」と「HW暗号化限界」のジレンマ
・量子コンピューターでも解読不可、データを「無意味化」する革新技術
・紛失・盗難を「物損事故」で終わらせる、監査に有効な証跡と代替統制の実践手法
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