定着率97%&信頼性に直結、家事代行サービスCaSyの「上場」を下支えした“ある秘策”
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さらなる事業成長に向け…立ちはだかった「3つの壁(リスク)」
同社の強みについて、代表取締役 CEO 加茂 雄一氏は次のように述べる。
「当社の強みの1つは『IT』です。高額で予約しにくいという家事代行のハードルをデジタルの力で取り払い、誰もが手軽に使えるよう業界のすそ野を広げてきました。もう1つが、サービスの品質を左右する『働き手(=キャスト)のモチベーション向上』を大切にしている点です。社内に営業担当を置かないなど徹底した合理化でキャストの報酬を高く設定しているほか、利用者からの高評価に応じてキャストの報酬やランク(エプロンの色)が変わる制度や表彰制度を設けるなど、モチベーション高く働いていただける仕組みを作り込みました」(加茂氏)
一方で、最もプライベートな空間である自宅に他人が入る家事代行サービスは、CaSyに限らず、ビジネスの特性上、構造的なリスクを抱えている。
加茂氏は、「1つ目は盗難、2つ目が情報漏洩(ろうえい)で、これらはサービスを提供するキャスト側から発生し得るリスクです。そして3つ目が、ハラスメントです。キャストの多くが女性であることから、利用者からキャストへのハラスメントをいかに防ぐかは、サービスが安全にスケールしていく上で欠かせない重要なテーマでした」と語る。
これらに対し、同社は創業時から考え得る限りの対策を講じてきた。しかし、事業を大きくスケールさせ、上場企業としての社会的責任を果たすためには、既存の延長線上の対策だけでは防ぎきれないリスクを根本から解決する「絶対的な信頼基盤」が不可欠となる。果たしてCaSyは、いかにしてこの壁を乗り越えたのだろうか。
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・教育やクレカ審査だけでは不十分?上場審査に立ちはだかる「見えないリスク」
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