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  • 2024/08/21 掲載

なぜ金融DXは進まない? 超重要な「MVP開発・VSM」とは? みずほ系の企業事例も解説

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近年、金融業界においてDXの取り組みが加速している。一方、「DX人材の不足」や「レガシーシステムから脱却」、「不透明な費用対効果」といった課題が山積し、多くの企業が思うようにDXを進められていないのが現状だ。DXを阻む要因が多くある現状において、金融企業はどのようにしてDXを進めるべきなのか。DX推進を効果的かつ効率的に行う方法を紹介する。
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金融企業のDXはどう進めるべきなのか
(Photo/Shutterstock.com)

金融業界における「攻めのDX」とは

 金融業界では、融資系サービスや投資支援系サービス、ブロックチェーンなど、さまざまなサービス・技術が生まれている。金融業界におけるDXの軸は、「既存顧客の満足度向上」「新規市場の開拓」「新しい技術トレンドの活用」の大きく3つが挙げられる。

 DXを推進する方法としては大きく2つある。1つが新たな市場やビジネスモデルを創出し、企業の競争優位性を高める「攻めのDX」。もう1つが企業内部の業務プロセスやシステムを最適化する「守りのDX」だ。このうちの金融業界における「攻めのDX」は、先のこれら3つのDXの軸を組み合わせ、競争優位性を確保することにある。

 しかし、ビジネスプランを描くための情報が不足していたり、新しい技術・開発手法の導入に踏み切れなかったりなど、実現するための課題は非常に多い。

 こうした中で重要なのが、競争優位性を生み出すためのスピードと、レガシーシステムからの脱却である。ここからは、みずほフィナンシャルグループ(FG)共通のプライベートクラウド基盤におけるインフラ構築の自動化を推進した事例とともに、DX推進の方法を解説する。

この記事の続き >>

  • ・競争優位性を生み出す「3つのスピード」が超重要
    ・金融DXを阻害する「レガシーシステム」4つの障壁
    ・みずほFGのハードウェア設定期間が「6週間→3日」に激減

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